[11.14 J2第34節 北九州0-3愛媛 本城]

　最下位ギラヴァンツ北九州は3連敗で悪夢の30試合連続白星なし(12分18敗)となり、03年に鳥栖が記録したJ2歴代ワースト記録に並んでしまった。

　前半は粘り強く守っていた北九州だが、後半16分にオウンゴールで先制を許すと、守備が破綻した。

　愛媛FCは先制から1分後の後半17分、先制のオウンゴールを誘発したFWジョジマールの右クロスにFW内田健太が頭で合わせ、2-0。同32分にもDF関根永悟が右サイドから折り返したボールをMF赤井秀一がヒールで流し込み、ダメを押した。

　3月21日の東京V戦(1-0)を最後に約8ヵ月間、勝利から見放されている北九州は次節20日の千葉戦にも勝てなければ、歴代ワースト記録を更新することになる。

　今季はいまだ1勝のみ。昨季JFLで4位に入り、J2初挑戦のシーズンとはいえ、これ以上、不名誉な記録をつくるわけにはいかない。

(文　西山紘平)