14日にJ1復帰を決めたヴァンフォーレ甲府が、京都サンガF.C.を戦力外になった元日本代表FW柳沢敦の獲得に乗り出すことが分かった。

　甲府は今シーズン、J2得点ランキング首位の19得点をマークしているFWハーフナー・マイクやFWパウリーニョ、FWマラニョンを中心にJ2最多の67得点をマークしているが、J1での得点のないハーフナーをはじめ、3年ぶりのJ1で同じような攻撃力を発揮できるかどうかは未知数。それだけにJ1通算100得点を記録している得点力と経験を持つ柳沢を攻撃陣の戦力強化のターゲットとしたようだ。

　チーム若返りを図る京都から戦力外通告された柳沢は現役続行を希望し、すでにロアッソ熊本が獲得に乗り出している。スポーツ報知によると、甲府の海野社長は「まだ動けるし、花もある。熊本からオファーがあるというが、J2に行くなら、ぜひウチでプレーをしてほしい。詳しい内容はこれから決めたい」と争奪戦参戦を表明。選手補強のためホンジュラスに渡航中の佐久間GMが帰国する16日以降にオファー内容を詰めることとなりそうだ。

(文　吉田太郎)