ジュビロ磐田のGK川口能活が、70%ダウンとなる年俸3000万円(推定)で来季の契約を更新する見通しだと、25日の日刊スポーツが報じている。

　川口は年俸1億年の複数年契約を結んでいたが、今季で満了を迎えるため、11月に入ってクラブ側と交渉。7000万円減で1年契約という厳しい提示を受けたが、不満を漏らさずに即諾したという。

　今季はナビスコ杯のタイトル獲得に貢献したが、昨年9月の右足骨折で開幕には出遅れ、復帰は8月にずれ込んだ。クラブ側は南アフリカW杯出場や復帰後のプレーを評価しつつも、離脱期間が長いことや経済環境、現在リーグ戦11位という成績も考え、大幅減俸を決断した。川口はお金ではなく、クラブへの愛着で磐田を選んだ。

(文　近藤安弘)