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前田がJリーグ通算100ゴール!2年連続得点王へトップに並ぶ16点目

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[11.27 J1第33節 磐田1-2名古屋 ヤマハ]

 ジュビロ磐田のFW前田遼一が史上9人目となるJリーグ通算100ゴールを達成した。0-2の後半35分、途中出場のMF松浦拓弥の左CKに頭で合わせる。完璧なタイミングで捉えたヘディングシュートがゴールに突き刺さり、メモリアルゴールとなった。

 中山雅史(札幌=157点)、三浦知良(横浜FC=139点)、ウェズレイ(元大分=124点)、マルキーニョス(鹿島=109点)、エジミウソン(浦和=106点)、柳沢敦(京都=101点)、ジュニーニョ(川崎F=100点)、藤田俊哉(熊本=100点)に続く史上9人目の通算100ゴール。日本人選手では史上5人目の偉業達成となった。

 試合は前半11分、16分と立て続けにゴールを許し、2点を追う苦しい展開だった。前半38分には早くも交代カードを切り、MF上田康太に代えてMF菅沼実を投入。後半19分には、アジア競技大会から前日26日に帰国したばかりのU-21日本代表FW山崎亮平をピッチに送り込んだ。

 後半24分には菅沼がPA内でこぼれ球を広い、左足でシュートを狙うもGKの正面。同30分、前田の絶妙なスルーパスから山崎がゴール前に抜け出したが、右足の決定的なシュートはゴール右に外してしまった。

 押し込みながらゴールの遠い展開。そんな中、やはり頼りになるのはこの男だった。後半35分、松浦の左CKに合わせたのは前田。1-2と1点差に追い上げると、最後はそのまま名古屋に逃げ切られたが、後半の戦いぶりはリーグ王者を圧倒する内容だった。

 Jリーグ通算100ゴール目を決めた前田は今季通算16点目。得点ランキングトップのFWエジミウソン、FWケネディ(名古屋)に並んだ。12月4日の最終節・C大阪戦を残し、チームはこれで11勝11分11敗。勝ち星を先行させてシーズンを終えるためにも、エースが2年連続得点王を決定付けるゴールを狙っていく。

(文 西山紘平)

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