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C大阪が元エース、大久保の獲得に乗り出す

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 セレッソ大阪が元所属選手である神戸FW大久保嘉人の獲得に乗り出すようだ。神戸がJ2に降格した場合、移籍の考えもあるという大久保だが、1日の日刊スポーツによると、関係者が「戻す方向で考えている。もう動いている話だが、シーズンが終われば本格的になるのではないか」と明かしたという。

 大久保は2001年、長崎・国見高からC大阪入り。人気、実力ともにエースとして君臨した。スペインのマジョルカ移籍を挟み、06年までC大阪に所属していた。07年からC大阪がJ2に降格するため、当時、日本代表レギュラーを目指していた大久保は、神戸への移籍を決断した経緯がある。

 大久保には横浜FM、浦和、FC東京なども興味を示しており、争奪戦になる模様。問題はまだ神戸との契約を残しており、違約金並びに年俸が高額になるとみられる点だ。しかし、C大阪はまだACL出場権が得られる3位以内の可能性があり、アジアを見据えた場合、大久保は欲しい人材で、レンタルでも獲得を目指すという。

 いずれにせよ、神戸は16位ながらまだJ1残留の可能性を残している。かねてから興味を示しているFC東京も15位で、降格の危機にさらされている。大久保は怪我で出られないが、12月4日の最終節にすべての命運を託す。

(文 近藤安弘)

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