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W杯招致、日本が最終プレゼン終え、運命の決定日待つ

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 2022年のW杯招致活動を行っている日本招致委員会は1日、スイス・チューリッヒで翌日に控えた開催地決定に向けた最終プレゼンテーションを当地で行った。

 日本はサッカー協会会長でもありFIFA理事でもある小倉純二委員長、田嶋幸三日本サッカー協会副会長、鈴木寛文部科学副大臣、ソニーのハワード・ストリンガー会長、そして2002年生まれの少女佐々木りおさんが登壇した。

 各国に与えられた30分間という時間のなかで、日本は世界400のスタジアムと連係した3D映像によるパブリックビューイング、FIFA加盟208ヵ国から6000人の子供を招待するなど、次世代に向けたプランを提案した。また映像では「ユメセン」で子供たちと交流する安永聡太郎氏や名古屋のストイコビッチ監督らが登場した。
 なお、小倉氏以下日本の登壇者は「2022」が印字された日本代表ユニフォームに身を包んでのプレゼンテーションだった。

 日本と同じく2022年に立候補しているカタール、オーストラリア、アメリカ、韓国の4ヵ国もこの日、プレゼンを行った。各国いずれも国家の要人、世界的な有名人や現役選手などが登壇している。
 オーストラリアは現在アジアサッカー連盟に加盟しているが、「オセアニア初」の大会となることをアピール。俳優ヒュー・ジャックマンや水泳のイアン・ソープなど世界的な著名人が映像で登場した。
 カタールは「中東初」のW杯であることをアピール。ハマド首長やモハメド王子、監督としてW杯出場経験も豊かなボラ・ミルティノビッチ氏らが登場した。
 韓国はチョン・モンジュンFIFA副会長のほか、キム・ファンシク首相、イ・ホング元首相、そしてパク・チソンらが登場し、「朝鮮半島の統一」「アジアの平和」を打ち出した。
 アメリカはランドン・ドノバンのほか、俳優のモーガン・フリーマン、クリントン元大統領ら国際的に知名度抜群の著名人が登壇し、持ち時間の30分を超える時間を使ってアピール。オバマ大統領も映像出演した。

 運命の発表は現地時間の12月2日16時(日本時間3日0時)。

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