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[EL]香川がEL初ゴール、ドルトムントが3発快勝でGL突破に望み

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[12.2 ELグループリーグ第5節 ドルトムント3-0カルパティ]

 ヨーロッパリーグ(EL)は2日、各地でグループリーグ第5節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムント(ドイツ)はホームでカルパティ(ウクライナ)と対戦し、香川のEL初ゴールとなる先制点などで3-0と快勝した。2勝2分1敗の勝ち点8に伸ばしたドルトムントは逆転でのグループリーグ突破を懸け、15日の最終節・セビージャ戦に臨む。

 前節終了時点でJ組3位のドルトムント。とにかく勝ってグループリーグ突破に望みをつなげたい試合はいきなり動いた。前半5分、MFヌリ・サヒンの右CKのこぼれ球をもう一度サヒンが拾い、左足でゴール前にクロス。オフサイドラインぎりぎりからフリーで飛び出した香川が頭で捉え、ゴール右隅に叩き込んだ。

 香川のEL初ゴールで勢いに乗るドルトムントは試合の主導権を握る。前半22分には右サイドからパスを受けた香川がPA内で鋭い切り返しを見せ、DFを振り切り、右足でシュート。これは惜しくもゴール左に外れたが、すでにグループリーグ敗退の決まっているカルパティを一方的に押し込んだ。

 追加点を取れないまま前半を終えたが、後半立ち上がりの4分、今度はサヒンの右FKにDFマッツ・フメルスが頭で合わせ、ゴールネットを揺らす。2-0とカルパティを突き放すと、後半12分には香川がドリブルで持ち込み、左足でミドルシュート。これはDFに当たってCKとなったが、攻撃の手を緩めなかった。

 香川は後半22分に交代。代わってケガで長期離脱していたエジプト代表MFモハメド・ジダンがピッチに入り、今季公式戦初出場を果たした。同44分にはFWロベルト・レバンドフスキがダメ押しゴール。3-0の快勝を飾った。

 J組もう1試合はパリSG(フランス)がセビージャ(スペイン)に4-2で勝利。この結果、パリSGが勝ち点を11に伸ばし、グループリーグ突破が決定。勝ち点を8に伸ばしたドルトムントは2位・セビージャに勝ち点1差に迫った。最終節はセビージャのホームで直接対決。引き分け以下なら敗退となる厳しい状況だが、勝てば逆転での決勝トーナメント進出が決まる。

[写真]EL初ゴールとなる先制点を決めたMF香川真司

(文 西山紘平)

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