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甲府はドローで2位確保、ハーフナーがJ2得点王に

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[12.4 J2第38節 甲府 0-0 岐阜 小瀬]

 J2は4日、最終節9試合を行い、来シーズンのJ1復帰を決めているヴァンフォーレ甲府はホームの山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場にFC岐阜を迎え撃った。
 
 得点ランキング首位のFWハーフナー・マイクが出場停止の甲府だったが、長年チームの中心として活躍しながら今シーズン限りでの退団が発表されているMF藤田健らが先発。前半には左クロスからFW松橋優の左足シュートがポストを叩き、後半には絶妙なボールコントロールでDFのマークを外した藤田の左足シュートが再びポストを叩くなど得点機をつくった。

 粘り強い守りを見せる岐阜の前に1点が奪えないままスコアレスドローで試合を終えた甲府だが、勝ち点1を加えたことで2位を確保。またハーフナーは、2位と4点差で得点王を獲得した。

 試合後のホーム最終戦セレモニーで甲府の海野一幸社長は「昨年、勝ち点1(でJ1昇格を逃した)の悔しさをバネに頑張ってくれました」と選手たちを讃えた。そして就任1年目でチームをJ1へ導いた内田一夫監督は「最後、ホームゲームを勝ってJ1昇格を喜びたかったですけど、上手くいきません。でも上手くいかないときも支えてくれたサポーターの皆さんのおかげでここまでこれた。J1に定着できるチームになれるように一丸となって戦っていきます」と来シーズン、3年ぶりとなるJ1での戦いへ視線を向けていた。

(文 吉田太郎)

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