beacon

平井、家長がアジア杯予備登録メンバー選出に驚く

このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本サッカー協会が6日に発表したアジア杯2011カタール(11年1月7日開幕)の予備登録メンバー50人。最終登録は23人に絞り込まれ、今月下旬に発表される予定となっているが、その“候補メンバー”には今季のJリーグで活躍した期待の新戦力も名を連ねた。

 この日行われたJリーグアウォーズで優秀選手賞を受賞したFW平井将生(G大阪)は今季30試合に出場し14得点と大ブレイク。終盤は先発落ちの試合も増え、「ザッケローニ監督が見に来たときはたいてい調子悪くて、前半で代えられたりしていたから」と驚きの候補入りだったようだが、「でも結果で評価されたんだと思うし、それは続けていきたい。選ばれたのは光栄」と素直に喜んでいた。

 最終登録メンバーに残れば、初のA代表選出となる。「(代表の)試合があるわけじゃないし、アピールする場もないと思うので、まずは天皇杯(24日、浦和戦)を頑張りたい。今季14点取ったけど、チャンスの数を考えれば、得点王も取れたと思う。まだまだ甘いし、今日はあらためて得点王を取りたいと思った」と、刺激を受けた様子だった。

 昇格1年目でACL圏内の3位に食い込んだC大阪の攻撃を引っ張っていたのが、優秀選手賞を受賞したMF家長昭博だ。同じくアジア杯予備登録メンバーに入り、最終登録に生き残れば、オシム監督時代の07年6月のキリン杯以来、約3年半ぶりの代表復帰となる。

 「今日聞いたばかりで、メディカルチェックを受けてくれと言われているだけ」と、驚きと戸惑いを隠せない様子だった。チームはすでに天皇杯も敗退しているため、オフに入るが、「選ばれる可能性があるなら(自主トレなどを)考えないと。あまり経験したことないけど、頭の片隅に入れておいて、選ばれる準備もしないといけない」と、コンディションを整えておくつもりだ。

 家長をめぐってはA・マドリー(スペイン)との移籍交渉が大詰めに入ったとの報道もあったが、本人は「まだ全然決まっていない。シーズンが終わったので、いろいろな人と相談して、自分で考えて決めたい」と話すにとどまった。

▼アジア杯予備登録メンバー50人はコチラ

[写真]優秀選手賞のFW平井将生はアジア杯予備登録メンバー50人に入った

(取材・文 西山紘平)

TOP