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浦和がペトロヴィッチ新監督就任を発表!

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 浦和レッズは7日、来シーズンの監督として、クラブOBのゼリコ・ペトロヴィッチ氏の就任が決定したと発表した。契約期間は2011年2月1日より1年間。

 ユーゴスラビア代表として98年W杯に出場しているペトロヴィッチ氏は、97年から4シーズンにわたり浦和でプレーした経歴も持つ。03年の現役引退後はフェイエノールト(オランダ)のアシスタントコーチとして指導者のキャリアをスタート。その後、監督としてポルトガルのボアビスタ、オランダのRKCの指揮を執り、今年は11月までイングランドのウエストハムのコーチを務めていた。

以下、クラブ発表の浦和・橋本社長、柱谷GM、ペトロヴィッチ新監督コメントならびにペトロヴィッチ氏プロフィール
●橋本光夫代表
「2011シーズンの浦和レッズは、レッズスタイルの構築に向け、次のステージを任せる新監督として、ゼリコ・ペトロヴィッチ氏にお願いすることにしました。これまでの2年間をベースとして、チームづくりの考え方を継続し、来シーズンは勝者のメンタリティをピッチ上で発揮できるチームに進化させていきたいと考えています。ゼリコ・ペトロヴィッチ新監督のもと、皆さまと勝利を分かち合えるチームをつくるという、強い覚悟で取り組んで参ります」

●柱谷幸一GM
「ゼリコ・ペトロヴィッチ氏は、欧州各国で指導経験を持ち、組織的でアグレッシブな攻撃的サッカーを志向する監督です。そして勝利へのあくなき執念を兼ね備えています。ゼリコ・ペトロヴィッチ氏とクラブが話し合いで、「イニシアチブを持ちゲームを支配し、そして勝つ」というチームの目指す方針や若手の育成を促すなど、クラブが進める考えに合意しました。そして浦和のことをよく知り、強い愛情を持っています。来シーズンは、躍動感あふれる攻撃的なサッカーを展開し、必ず勝ち点を積み上げていきたいと思います」

●ゼリコ・ペトロヴィッチ氏
「私の心から離れることのなかったクラブに10年後こうして戻ってくられることに、とても感激しています。
ファン・サポーターの皆さまの支えなくして、今日のような大きな浦和レッズは存在できなかったでしょう。
だからこそ、皆さまの力が必要です。また、我々の姿をあるべき姿に戻しましょう。そう最強の浦和レッズに!
我々のスタジアムが浦和のファン・サポーターで埋め尽くされてこそ、最強のクラブになれることを、皆さまにも期待しています。皆さまの熱いサポート、よろしくお願いします」

ゼリコ・ペトロヴィッチ(ZELJKO PETROVIC)
■生年月日:
1965年11月13日生まれ(45歳)
■出身地:
ニクシッチ(NIKSIC モンテネグロ)
■国籍:
モンテネグロ
■選手歴:
ブドゥチノスト・チトグラード(現ブドゥチノスト・ポドゴリツァ:モンテネグロ)-ディナモ・ザグレブ(クロアチア)-セビージャ(スペイン)-FCデン・ボッシュ(オランダ)-RKC(オランダ)-PSV(オランダ)-浦和-RKC
ユーゴスラビア代表/セルビア・モンテネグロ代表
1998FIFAワールドカップ フランス大会:4試合出場
■浦和での出場歴:
1997:天皇杯2試合出場1ゴール
1998:リーグ戦27試合2ゴール・天皇杯3試合
1999:リーグ戦19試合1ゴール・ヤマザキナビスコカップ4試合
2000:J2リーグ戦16試合
■指導歴:
2004/2005:フェイエノールト(オランダ)コーチ
2006.8月~:ボアビスタFC(ポルトガル)監督
2007/2008:RKCセカンド 監督
2008/2009:RKC監督
2009/2010:ハンブルガーSV(ドイツ)コーチ
2010.8月~11月:ウエストハム(イングランド)コーチ

(文 吉田太郎)

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