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横浜FMが川崎F・谷口に獲得オファー。木村監督が直接ラブコール

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 横浜F・マリノスが川崎FのMF谷口博之に獲得オファーを出したようだ。9日のスポーツ報知によると、すでに行われた交渉の席に木村和司監督も直接出馬し、熱意を伝えたという。

 谷口は豊富な運動量を武器とした攻撃参加が得意なボランチで、2008年の北京五輪代表。2006年には13得点、2009年には10得点を記録するなど点の取れるボランチとして川崎Fでも長らく主力を務めていた。しかし、今季はMF稲本潤一の加入もあって、リーグ戦出場27試合ながら大半が途中出場だった。本人も先発の出場機会を求めて移籍を視野に入れていた中、横浜FMから声がかかった。

 横浜FMは谷口にとって縁が深い。ジュニアユース、ユース時代は横浜FMで過ごしている。MF山瀬功治やDF松田直樹ら主力を大量解雇した横浜FM側は、来季の巻き返しに向けて下部組織出身でもある谷口に注目。層の薄いボランチのレギュラーとして期待を寄せている。川崎Fとの契約は来季まで残っており違約金(移籍金)が発生するが、資金を捻出して粘り強く交渉に挑むようだ。

(文 近藤安弘)

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