[FCWC]欧州勢4連覇、インテルが前評判通りの強さで大会制覇
[12・18 FCWC2010決勝 マゼンベ 0-3 インテル UAE]
FIFAクラブW杯2010は18日、開催国UAEで決勝戦が行われ、欧州代表インテル(イタリア)がアフリカ代表マゼンベ(コンゴDR)を3-0で破り、初優勝を果たした。
下馬評を覆しての決勝進出となったマゼンベは準決勝と同じ顔ぶれの4-3-3システム。GKはムテバ・キディアバ、DFラインは右からミアラ・エンクルクタ、ジョエル・キムワキ、カゼンベ・ミハヨ、キリチョ・カススラ。アンカーにムベンザ・ベディが入り、攻撃的MFがエンガンドゥ・カソンゴとアミア・エカンガ。3トップは右からムロタ・カバング、ディオコ・カルイトゥカ、ギブン・シングルマとなっている。
一方のインテルは準決勝と同じ4-3-3システム。GKジュリオ・セーザル、DFラインは右から今大会初出場のマイコン、ルシオ、イバン・コルドバ、クリスティアン・キブ。中盤3枚は第1戦右SBだったハビエル・サネッティ、エステバン・カンビアッソ、今大会初先発のチアゴ・モッタ。3トップは右ウィングにゴラン・パンデフ、左ウィングにサミュエル・エトー、CFにディエゴ・ミリートとなっている。
メンバー表はコチラ
試合開始直後にインテルのユニフォームを着たサポーターが乱入し、物々しい雰囲気で始まったこの試合、先手を取ったのはインテルだった。前半13分、キブがDFラインから縦パスを入れると、くさびのボールを受けたミリートのボールをエトーがゴール前に浮球のパス。抜け出したパンデフが左足で左隅に蹴り込み、インテルが先制した。
さらに先制点の余韻が冷めやらぬ前半17分、右サイドのカンビアッソのタメからサネッティがゴール前にマイナスのパス。パンデフのトラップが流れたところにをエトーが右足で振り抜き、インテルが早々に追加点を奪った。
攻勢を強めるインテルは前半24分、DFラインのマイコンのフィードに抜け出したミリートがGKキディアバと1対1に。しかし、このシュートはキディアバに防がれた。
前半42分にも同じような局面がインテルに訪れる。今度はパンデフのスルーパスに抜け出したミリートが再度、GKキディアバと1対1に。これもシュートはキディアバの好守に遭い、ゴールはならなかった。
後半に入ってもインテル・ペースは変わらず、同15分には右サイドをオーバーラップしたマイコンがミリートとのワンツーに抜け出して角度のないところからシュート。DFに当たったボールは惜しくもポストに弾かれた。
マゼンベは後半36分にようやく決定機を迎える。右サイドのカバングがゴール前にクロスを送ると、飛び込んだカルイトゥカのシュートがGKのJ・セーザルを強襲した。
しかし、次の得点もインテルに生まれる。後半40分、途中出場のMFデヤン・スタンコビッチのスルーパスに抜け出した同じく途中出場のFWジョナタン・ビャビャニがGKキディアバをかわして駄目押し点を叩きこみ、勝利を決定付けた。
この結果、前評判通りの強さを発揮したインテルの優勝により欧州勢が大会4連覇を達成。イタリア勢としては07年のミラン以来、3大会ぶり2度目の優勝となっている。
[写真]優勝を果たしたインテル
(文 宝田雅樹)
FCWC2010特設ページ
FIFAクラブW杯2010は18日、開催国UAEで決勝戦が行われ、欧州代表インテル(イタリア)がアフリカ代表マゼンベ(コンゴDR)を3-0で破り、初優勝を果たした。
下馬評を覆しての決勝進出となったマゼンベは準決勝と同じ顔ぶれの4-3-3システム。GKはムテバ・キディアバ、DFラインは右からミアラ・エンクルクタ、ジョエル・キムワキ、カゼンベ・ミハヨ、キリチョ・カススラ。アンカーにムベンザ・ベディが入り、攻撃的MFがエンガンドゥ・カソンゴとアミア・エカンガ。3トップは右からムロタ・カバング、ディオコ・カルイトゥカ、ギブン・シングルマとなっている。
一方のインテルは準決勝と同じ4-3-3システム。GKジュリオ・セーザル、DFラインは右から今大会初出場のマイコン、ルシオ、イバン・コルドバ、クリスティアン・キブ。中盤3枚は第1戦右SBだったハビエル・サネッティ、エステバン・カンビアッソ、今大会初先発のチアゴ・モッタ。3トップは右ウィングにゴラン・パンデフ、左ウィングにサミュエル・エトー、CFにディエゴ・ミリートとなっている。
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試合開始直後にインテルのユニフォームを着たサポーターが乱入し、物々しい雰囲気で始まったこの試合、先手を取ったのはインテルだった。前半13分、キブがDFラインから縦パスを入れると、くさびのボールを受けたミリートのボールをエトーがゴール前に浮球のパス。抜け出したパンデフが左足で左隅に蹴り込み、インテルが先制した。
さらに先制点の余韻が冷めやらぬ前半17分、右サイドのカンビアッソのタメからサネッティがゴール前にマイナスのパス。パンデフのトラップが流れたところにをエトーが右足で振り抜き、インテルが早々に追加点を奪った。
攻勢を強めるインテルは前半24分、DFラインのマイコンのフィードに抜け出したミリートがGKキディアバと1対1に。しかし、このシュートはキディアバに防がれた。
前半42分にも同じような局面がインテルに訪れる。今度はパンデフのスルーパスに抜け出したミリートが再度、GKキディアバと1対1に。これもシュートはキディアバの好守に遭い、ゴールはならなかった。
後半に入ってもインテル・ペースは変わらず、同15分には右サイドをオーバーラップしたマイコンがミリートとのワンツーに抜け出して角度のないところからシュート。DFに当たったボールは惜しくもポストに弾かれた。
マゼンベは後半36分にようやく決定機を迎える。右サイドのカバングがゴール前にクロスを送ると、飛び込んだカルイトゥカのシュートがGKのJ・セーザルを強襲した。
しかし、次の得点もインテルに生まれる。後半40分、途中出場のMFデヤン・スタンコビッチのスルーパスに抜け出した同じく途中出場のFWジョナタン・ビャビャニがGKキディアバをかわして駄目押し点を叩きこみ、勝利を決定付けた。
この結果、前評判通りの強さを発揮したインテルの優勝により欧州勢が大会4連覇を達成。イタリア勢としては07年のミラン以来、3大会ぶり2度目の優勝となっている。
[写真]優勝を果たしたインテル
(文 宝田雅樹)
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