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細貝が涙の移籍会見

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 ドイツ1部・レバークーゼンへ完全移籍することが決まった浦和レッズの日本代表MF細貝萌が27日、さいたま市の大原サッカー場内クラブハウスで移籍記者会見を行なった。細貝はレーバークーゼン移籍後、2部のアウクスブルクへ期限付きで移籍することとなっている。

 クラブ公式サイトによると細貝は「この度、浦和レッズから移籍することになりました。自分としてもすごく苦しい決断でしたが、6年間、浦和で育ててもらって、すごく感謝していますし、これからドイツで、浦和で支えてもらったファン・サポーター、関係者、みんなに恩返しできるように、向こうでしっかりと結果を出したいと思っています」と挨拶。浦和での6シーズンを「自分が試合に出始めて、よい結果を残すことができなかったですし、プロ選手としての一歩を踏み出したチームなので、その自覚のところに関しては、すごくたくさんのことを学べた6年間だったと思います」と振り返った。

 レバークーゼン移籍については同クラブで通算4シーズンプレーしているMFポンテに相談。移籍を後押ししたポンテからは「オレとハジはこれからもずっと友達で、この先も僕のプレーをずっと見ているよ」「これからドイツへ渡ることで、必ずいい選手になれるって信じてる」とメッセージを受けたという。

 本人にとっては浦和で納得のいく成績を残せなかったことが何より心残りだった模様。「(レッズでは)たくさんの人が、常に自分を支えてくれていましたし、だからこそ、向こうに行って、しっかりとよい選手になって恩返しをしたいという気持ちが強いです」。涙ぐみながら決意を語ったという細貝。「日本に比べて、(ドイツは)球際に関して激しいということはずっと言われていましたし、向こうに行った選手はずっとそう言っているので、球際のところで、しっかりと負けないように、自分から、激しくぶつかっていきたいと思います。自分が持っている意志のところは、すごく強いです」と言い切る24歳は、ドイツでの厳しい環境を乗り越え、ドイツで大きな花を咲かせる。

(文 吉田太郎)

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