13日のシリア戦(2-1)でGK川島永嗣が一発退場となり、シリアにPKが与えられた判定への抗議として、アジアサッカー連盟(AFC)に意見書を出す意向を示していた原博実技術委員長は14日、大会規定が定める期限内に提出できなかったことを明らかにした。

　意見書等の提出は試合終了後2時間以内と規定されているが、原技術委員長は一夜明けた14日の練習後に「知らなかった」と認識不足だったことを認めた。それでも「アジアのコンペティションのレベルを引き上げるためにもレターは出す」と、川島の出場停止処分の軽減を求める考えを強調したが、期限後の提出では効力がないのは明らか。川島が最低でも1試合の出場停止になるのは確実で、規律委員会の裁定によっては2試合以上の出場停止処分が科される可能性もある。

(取材・文　西山紘平)

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