beacon

肉離れの松井はチーム帯同を希望、「盛り上げ役に」

このエントリーをはてなブックマークに追加
 右大腿四頭筋肉離れが判明した日本代表MF松井大輔(グルノーブル)は裏方としてチームをサポートしていくことを誓った。

 13日のシリア戦(2-1)で負傷したが、「どのプレーで痛めたのか、まったく覚えていない。試合が終わったあとに痛くなってきた」と言う。「試合中はアドレナリンが出ていたと思うし、シリア戦が大事なのは分かっていた。勝てたことで次につながったと思う」。15日午前にドーハ市内の病院でMRI検査を受け、肉離れが判明。ショックの色を隠せなかった。

 全治については本人も「分からない」と話しているが、肉離れである以上、早期復帰は難しい。「次の試合は無理だけど、早く治したい」と言うが、29日の決勝まで勝ち上がったとして、あと2週間しかない。治療に専念するためにもチームを離脱する可能性もあったが、「チームに残る? そうですね。ケガはしょうがないこと。切り替えるというか、チームの盛り上げ役に徹したい」と、今後もチームに帯同していく考えを示した。

 南アフリカW杯の経験者であり、今回のチームではMF遠藤保仁に次ぐ年長者だ。若いチームにおいて松井の存在感は大きいだけに、サポート役としてでもザックジャパンのアジア制覇に貢献するつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
アジア杯2011特集

TOP