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第2子誕生祝うゆりかごダンス、岡崎「優勝というモチベーションに」

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[1.21 アジア杯準々決勝 日本3-2カタール アルガラファ]

 ゆりかごダンスで第2子誕生を祝った。0-1の前半29分、MF香川真司の横パスをMF本田圭佑がワンタッチで前線に送る。これに反応したのがFW岡崎慎司(清水)だ。オフサイドラインぎりぎりから抜け出すと、右足でボールを浮かせ、GKの頭上を越す。17日のサウジアラビア戦(5-0)の先制点を思い出させるループキック。ゴール前に詰めた香川が頭で押し込み、香川の得点となったが、ゴール後はタッチラインでチームメイトと一緒に両手を横に振る「ゆりかごダンス」を披露した。

 日本時間21日午前1時ごろ(現地時間20日午後7時ごろ)、第2子(次男)が誕生した。前日練習後に連絡を受けた岡崎は夕食時にチームメイトに伝えた。「試合前にみんなで(ゆりかごを)やろうと言っていた。(香川)真司が決めてくれてよかった」と満面の笑みを浮かべた。

 サウジ戦に続く2試合連続の先発。この日も立ち上がりから積極的に裏を狙い、相手守備陣を脅かした。10人になってからも運動量は落ちず、献身的なプレーで攻守に貢献。1-2の後半26分には本田圭の縦パスを胸トラップし、こぼれ球が香川につながって同点ゴールが生まれた。

 「かなりタフだったので、勝ててよかった。10人が1つになって3-2まで持っていけたのは自信になる。これに勝ったことで優勝というモチベーションにもつながる」。自身の2戦連発はならなかったが、攻撃陣でだれよりも動きがキレていたのは明らかだ。次は自分のゴールで。アジアの頂点に立つまで岡崎は止まらない。

[写真]ゆりかごダンスを披露する日本代表

(取材・文 西山紘平)

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