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岡崎が再渡独。「結果を出すために行く」

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Text alert@成田空港
 ドイツ・ブンデスリーガのシュツットガルトと14年までの4年契約を結び、一時帰国していたFW岡崎慎司が4日、成田空港発の便で再びドイツに向かった。

「結果を出すためにドイツに行く。楽しみ。ワクワクしている」

 約40人の報道陣を前に、やる気にあふれた表情で語った。1月のアジア杯で3得点するなど日本の4度目戴冠に大きく貢献し、知名度がさらにアップ。空港に居合わせた多くの一般客が足を止め、出国ゲートに向かう岡崎にカメラを向けた。

 アジア杯では手応えも課題も感じた。「良かったのはチームとして精神的に強くなったことがそのまま優勝につながったこと。でも、オーストラリアなど強い相手には仕掛けたりシュートまでいける場面が少なかったし、アイデアも足りなかった」。今後はドイツで切磋琢磨することによってこの課題を克服していくことになる。

 シュツットガルトは現在18チーム中17位と降格圏で瀕しており、シーズン中に2人の監督を更迭するなどチーム状況は極めて悪い。指揮を執るのは今季3人目のブルーノ・ラバディア監督。当然、岡崎に求められているのはゴールということになる。

「監督には裏に抜けるプレーなどを求められているし、最終的にはゴールを求められている。まずはチームが残留するようにしないといけない。試合に出るだけではなく、結果を伴わないといけない」

 アジア杯期間中の1月16日に生まれた第2子(男の子)とは2月1日に初めて対面。「可愛かったです」と相好を崩した。この日は荷物の重量オーバーで8万円の臨時出費となり、苦笑いを浮かべながらも「出た試合では得点しないといけないと思っている。求められているところは多い」とすぐに真面目な顔に戻った。愛する家族を残して単身ドイツへ。一家の大黒柱は欧州で飛躍することを誓っていた。
[写真]成田空港からドイツに出発した岡崎慎司
(取材・文 矢内由美子)

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