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「MAXに攻めきる」C大阪が2冠獲得宣言!

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 4日午後、セレッソ大阪がクラブハウスにて今季の新体制発表会見を行った。チームは既に1月24日から始動していたが、レヴィー・クルピ監督の来日を待っての会見となったため、例年通りとなるこの時期に実施された。

 藤田信良社長が昨季の支援への感謝を述べてスタートした会見ではクルピ監督が、「こうしてまたセレッソを率いることを嬉しく思う。今季も色々なことがあると思うが、期待でいっぱいのシーズンになるのではないかと思っている」と続き、今季から主将を任されることになったDF茂庭照幸と、MF中後雅喜、MFホドリゴ・ピンパォン、MFキム・ボギョン、MF倉田秋、DF金聖基、MF村田和哉、MF野口直人、DF夛田凌輔の8人の新加入選手たちが新天地での意気込みを語った。
 バスコ・ダ・ガマ(ブラジル)から期限付き移籍加入したピンパォンは、「私の仕事はグラウンドの中で全力を尽くすこと、サポーターのために1点でも多く獲ること」、大分への期限付き移籍から復帰した韓国代表のキム・ボギョンは、「早くチームに馴染んで、監督や選手に認められるようにやっていきたい」とそれぞれ話した。

 質疑応答で今季の目標について問われたクルピ監督は、「目標は2つ。ACLとJリーグタイトルを獲ること」と力強く宣言。クラブ初のACLを戦う今季は困難もあると予想されるが、「私にとってベストを尽くすというのは、優勝という結果を残すこと。選手たちはそのクオリティがあることを去年示してくれて、達成できると信じている」と今季の戦いへの自信を感じさせる様子で話し、 昨季の「攻めきる。」からさらに「MAXに攻めきる」ことにより、「桜冠」を掲げることを目指す意志が込められた今季のクラブスローガン「攻めきるMAX かかげよ桜冠(おうかん)」を現実のものとすることを約束した。

 MF乾貴士がマイクを運んだり、開幕戦の大阪ダービーに向けてのコメントを求められた際に、監督や多くの選手が「(昨季チームメイトだった)アドリアーノには(昨季の対戦に続き)今年も退場してもらいたい」とコメントして笑いを誘うなど、和やかな雰囲気で進められはしたが、その所々からは昨季の戦いへの手応えと、今季のチームに対する自信が感じられる会見となった。

 また、新燃岳噴火の影響により懸念されている宮崎キャンプの実施について、藤田社長は「(中止となった場合の)候補地は確保しているが、基本的には宮崎に行くつもり。ギリギリまで待って決めたい」とコメント。3月2日に初戦を迎えるACLを見据え、昨年1試合のみだったキャンプでの練習試合を5試合組んでいることもあり、予定通り実施したい意向を示した。

(取材・文 永田淳)

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