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U-22日本代表の中東遠征出発前コメント

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ロンドン五輪を目指すU-22日本代表は4日午前、成田空港から中東遠征に出発した。以下、出発前の選手コメント
(出発後に9日のサウジアラビア戦の中止が発表された)

●FW永井謙佑(名古屋)
 「チーム(名古屋)にはまだ合流せず、この遠征に参加しています。福岡でずっと自主トレしていました」

 ―攻撃陣の新顔の小野、指宿、宇佐美とは初めて?
 「宇佐美とは少しだけやりました。時の栖(静岡県)でやった岡田監督のときの合宿で一緒だったと思います。あまり覚えていないですが、ドリブルがうまいですね」

 ―アジア大会組と新顔の融合は大丈夫そう?
 「分裂はしないと思います。みんなフレンドリーなので、そういう心配はしていません。楽しくやりたいです」

 ―アジア大会では5ゴールを決めて得点王になったが、そこで感じて取り組んでいる課題は?
 「ファーストタッチをずっと気をつけているし、意識してやっていこうと思っている。ゴール前ならしっかり押さえないと次のプレーにつながらないし、勝っていくうちに寄せのスピードが違ってくる」

 ―中東の印象は?
 「(アジア大会で)イラン、UAEとやって、個人的にはフィジカルは中東のほうが強いイメージがある。当たられても態勢を崩さずにシュートまで持っていくようにしたい」

●MF宇佐美貴史(G大阪)
 「初めてなので、最初はなじむことが大切。自分の力をアピールできたらいい」

 ―中東のイメージは?
 「一つ一つの当たりが厳しかったり、技術的にもうまい選手がいるイメージ。今回試合をする選手が予選メンバーと同じか分からないけど、最初にしっかり叩いておけば日本はイヤやなと思ってくれる。そうなれば日本にとって有利だと思うので、しっかり勝ちたい。結果を残して帰って来て、チームとして成長して帰ってきたい」

 ―五輪のイメージは?
 「出られれば確実に成長できる場だと思うし、世界と戦えるような数少ない機会。そこで自分を成長させられると思う」

 ―永井と一緒にやることになるが?
 「裏に速いので、出す側としてそれを生かしたい。アジア大会は見ていた。チームのどこに入っても自分の特長を出せると思っているし、リズムの変化をつくりたい。攻撃に貢献して、自分自身、得点を狙って、得点していくことが求められていると思う」

●MF小野裕二(横浜FM)
 「今回は結果にこだわって、メンバーに残れるようにしたい。中東に行くのは初めて。(U―22日本代表が)どういうチームなのかわからないし、行ってみて通用するところと通用しないところをハッキリさせて、メンバーに残れるようにして、五輪のアジア予選に生かしていきたい」

 ―アジア大会はテレビで見ていた?
 「見ていた。でもこのチームがどういうサッカーをするのか分からないので、まずはそこを理解することが第一だと思う」

 ―五輪とはどんな大会?
 「自分たちが予選で勝っていけば、いろいろな人がサッカーを見てくれると思う。多くの人にサッカーを見てほしい」

 ―出場するイメージは?
 「まずはメンバーに選ばれるように。出場したイメージはまだない。まずは遠征でしっかりやりたい」

 ―アジア大会メンバーとはやったことがある?
 「今回知っているのは(水沼)宏太くんくらい。あとはほとんど知らないけど、宇佐美君は同じ年代。永井君はテレビでしか見たことないけど」

 ―試合に出たら?
 「得点に絡んでチームが勝てるようにしたい。(2列目でも)どこでも大丈夫」

●MF山村和也(流経大)
 ―(2日の浦和戦で負傷した)左目が腫れているが?
 「大丈夫です。サウジ戦?できれば間に合わせたい」

 ―アジア大会で感じた課題は?
 「最後の2試合は自分のペースでできなかった。プレッシャーに慣れるようにしたい。アジア大会でも苦戦した2試合でいい経験ができた。今回もしっかりプレーしたい」

 ―中東のイメージは?
 「フィジカルや球際が強い。それが中東の特徴だと思う。その中でもしっかりアピールしたいし、誰とプレーしてもできるように、コミュニケーションを取りながらやっていきたい」

 ―新顔選手のイメージは?
 「宇佐美くんとは去年の静岡合宿で同じ部屋だった。ちょっと恐そうだったけどしゃべりやすかった。小野くんとは初めて」

 ―アジア大会ではキャプテンを務めた。今回はそのチームと新しく来た選手の橋渡しになることもある?
 「全体的にしっかりコミュニケーションを取ってやっていきたい。(流経大の)比嘉(祐介)がいるから大丈夫だと思う。自然にまとまると思う」
(取材・文 矢内由美子)

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