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[PSM]磐田が前田&山崎2発で岐阜を下す、大学生トリオもデビュー

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[2.27 CCN開局20周年サンクスマッチ 岐阜2-4磐田 長良川]

 CCN開局20周年サンクスマッチが27日に長良川競技場で行われ、FC岐阜ジュビロ磐田が対戦。磐田がFW山崎亮平の2得点の活躍などで4-2で勝利した。

 前半17分、山崎の右クロスからFW前田遼一が右足ボレーで先制点を獲得した。エースFWの2011年シ-ズン初得点で勢いに乗ると同23分、前田のパスを山崎がワントラップから右足でシュート。ゴール右へ突き刺さり、追加点を決めた。さらに攻撃の手をゆるめない磐田は、先発を飾った新加入のMF小林裕紀を中心に攻めにかかる。すると、前半終了間際に山崎がこの日2点目となるゴールを決めて、3-0で前半を終えた。

 しかし、後半に入ると岐阜が反撃に出た。後半開始わずか1分、左サイドから突破を仕掛けてきたMF嶋田正吾がゴール左へシュートを突き刺して、1点を返した。さらに同26分、DF駒野友一の裏へフリーで抜け出したMF染矢一樹がGK川口能活との1対1を冷静に決めて、3-2へ詰寄った。

 一気に1点差へ追いつかれた磐田は、後半32分に前田に代わって関西大から新加入のFW金園英学を投入。再びゴールをめざして攻め込んだが、なかなか連携が合わず、相手守備陣を切り崩すには至らなかった。それでも同36分、MF船谷圭祐のパスを受けたMF山本康裕が左足でシュートを決めて、再び2点差へリードを広げた。

 同37分には山崎に代わって、MF山田大記が出場し、2011年シーズン新加入の大学生トリオが全員ピッチへ立った。そのまま試合は終了。開幕戦へ向けて、先発の2トップがともにゴールを決めるなど弾みのつく一戦となった。

 磐田によると試合後、柳下正明監督は「落ち着きのないプレー、ゲームになってしまった。もう少し動く量が足りない」と反省点を挙げた。新戦力の大学生トリオについては、個人評価につながるコメントは避けたが「彼らの持っているものをより引き出せるようなポジションだったり、組み合わせを考えて今シーズン使って行こうと思っています。1年目からフルに、ということはなかなか難しいと思うので、1年を通して大きな怪我をせずにシーズンを終えるということが大事だと思います」と話した。

 磐田は5日に敵地で甲府と開幕戦を戦い、岐阜は6日にホームで大分と対戦する。

(文 片岡涼)

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