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[Y☆voice85]日本高校選抜MF白崎凌兵(山梨学院)「点取るところを見てもらいたい」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第85回(11年日本高校選抜編第19回)はMF白崎凌兵選手(山梨学院高)です。
 2年生としては唯一日本高校選抜入りを果たした白崎選手はドリブル、パス、シュートの全てがハイレベルな万能型アタッカー。今年U-18日本代表としても活躍が期待されるMFは、J数クラブが熱視線を浴びせるなど進路にも注目が集まっています。現在の自分自身の実力をどう評価しているのか。また将来についてはどのように考えているのか?(取材日:3月5日)

―ここまでの高校2年間について
「自分はまだ2年で、ここまでの2年間でも成長したところはあるんですけれど、まだ2年で高校選抜などで大きな経験をさせてもらっている。一緒に合宿することで3年生のトップレベルが分かるし、このレベルを知っていかないといけないな、とやっていて思います」

―手ごたえを感じている部分は?
「自分の持ち味は通用している。チームで課題となっている決定力の部分だったり、そういうところがよくなっていければもっと違う所に目を向けられる。まずは決定力の部分を重要視している。きょうの練習試合(清水ユース戦)も1点取れましたけれど、もう1本決定機を外しちゃったんで、少ないチャンスを決められるようにしていきたい」

―山梨学院は新人戦で優勝したり順調なように映るが?
「代表でチームを離れていて、またテスト期間ということもあってチームのみんなと練習できていないんですけれど、帰ってからすぐに練習、そしてプーマカップがある。そこでまずは結果を出したい。自分は今、高校選抜とかでいい経験をさせてもらっている。チームに持ち帰らないといけない。自分が感じたことをチームに伝えないといけないですね、キャプテンなんで」

―U-18代表候補合宿や高校選抜でつかんだことは?
「代表でも、高校日本代表の高校選抜でも、ポジションが同じ所だったら自分が一番いいと自信持ってやれている。(2グループだった)代表のもうひとつのグループは分からないけれど、トップレベルでやれていることは自信になるし、でもまだ上はいるんで満足せずにやっていきたい」

―注目して見てもらいたいところは?
「今年はもっと点を取ることを考えています。選手権で1点しか取っていないんで、貪欲にゴールを。泥臭さとか大事になってくる。点を取るところ見てもらいたい」

―将来に注目されているけれど、進路を決めるポイントは?
「何個か声をかけてもらっていますけれど、そこは全部練習参加してチームの雰囲気知りたい。(清水エスパルスの)櫛引君とか(アルビレックス新潟の)増田君も一回(練習に)行ってチームの雰囲気を見た方がいいと言ってくれている。チームを見て自分のやりたいサッカーと合っているところを選びたい」

―チームとしての今年の目標は?
「去年より上に行くというのは当たり前なんですけど、全国制覇したいですね」

(取材・文 吉田太郎)
連載:
「Youth star voice」

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