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広島が震災支援活動実施へ、MF青山と元仙台のFW佐藤が被災者へメッセージ

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 サンフレッチェ広島は14日、公式webサイトにMF青山敏弘選手会長と元仙台のFW佐藤寿人のコメントを発表。東北地方太平洋沖地震支援活動の一環として、チャリティ・オークション開催の準備に取り掛かっていることを明らかにした。

 青山は「サンフレッチェの選手会として、チャリティ・オークションをやる方向で動いています。詳細はこれから詰めていくところです。とにかく、ぜひ被災者のみなさんの力になりたい、ということ。みんなの協力を得てやっていきたい。僕らができることは小さなことだけど、少しの力がみんなを巻きこんでやれれば、大きな力になっていくと思います」とを宣言。佐藤は「今は、サッカーをやれる状況ではない。まず自分たちとしては、やれるところをしっかりやること。僕らができることは限りがあるんだけど、その範囲で(被災地のみなさんを)サポートしていきたい。僕ら自身としては、しっかりとトレーニングして、再開した時にいい状態でJリーグを盛り上げていきたい。(日本全国が)沈みがちの時に自分たちまで沈んでいてもいけない。なるべく早く、いい方向に向かって公式戦も再開できる環境になって、スポーツを通じて被害にあわれた方々に感動と元気をお届けできるようになるのがベストだと思います」とメッセージを送った。

以下、クラブ公式サイトより青山、佐藤コメント
●MF青山敏弘
「サンフレッチェの選手会として、チャリティ・オークションをやる方向で動いています。詳細はこれから詰めていくところです。とにかく、ぜひ被災者のみなさんの力になりたい、ということ。もう既にみんな、たくさん自分のモノを持ってきてくれています。とにかく、みんなの協力を得てやっていきたい。僕らができることは小さなことだけど、少しの力がみんなを巻きこんでやれれば、大きな力になっていくと思います」

●FW佐藤寿人
「自分たちができることとすれば、ピッチで闘い感動を見ている方々に与えること。だけど、公式戦は今、開催できない。他のチームの選手会も動くとは思うけれど、自分たちもお金を募って少しでも被災地のみなさんのお役に立てれば、と考えました。そこでみんなで話し合い、まず選手たちの募金を集めること。チャリティ(の開催には)少し時間がかかってしまうかもしれないのですが、サポーターのみなさんに協力していだいてお金を集め、選手の募金と合わせて被災地に義援金をお送りしたいと思っています。この2つのことを、並行してやっています。
 (12日の)鳥栖との練習試合の時から、自分たちに何かできないかということを話し合ってきました。できるだけ早い方がいいと考えたし、試合がどうなるかわからない中で動き方も難しかった。ただ、以前もやったことがあるインターネットを使った形なら試合開催の有無に関わらずにやれるということだったので、クラブに協力してもらって段取りを進めているところです。
 既にたくさん出品物は集まっていますが、僕が準備しているのは公式戦で使ったユニフォームの上下(アウェイ)。もちろん、サイン入りです。自分で保管しておこうかとも思ったんですが、チャリティで出すならユニフォームとかの方がいいかな、と感じたので。去年のアウェイ戦ではほとんど着ています。ケガをしたJリーグヤマザキナビスコカップ準決勝のG大阪戦でも着たんじゃないですかね。
 今は、サッカーをやれる状況ではない。まず自分たちとしては、やれるところをしっかりやること。僕らができることは限りがあるんだけど、その範囲で(被災地のみなさんを)サポートしていきたい。僕ら自身としては、しっかりとトレーニングして、再開した時にいい状態でJリーグを盛り上げていきたい。(日本全国が)沈みがちの時に自分たちまで沈んでいてもいけない。なるべく早く、いい方向に向かって公式戦も再開できる環境になって、スポーツを通じて被害にあわれた方々に感動と元気をお届けできるようになるのがベストだと思います。
 仙台には、一緒にやっていた選手も、お世話になった方々もいます。連絡がとれない方もいます。(高萩)洋次郎やナカジ(中島浩司)さんのところでは親族が東北におられるわけで、とにかく心配です。被害がこれ以上大きくならないことを、とにかく願っています。
 自分たちが現地で何かできるわけでもないし、そこはプロの方々にお任せしたい。東北だけでなく関東の方でも、水もないし物資も不足しているということ。停電もある。大変な状況にあるわけです。ただ、災害のニュースは当然気になるんだけど、そこにポジティブなものも見い出せるようにしていきたい。そこには、当然スポーツというものも含まれると思います」

(文 吉田太郎)

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