フランス2部グルノーブルのMF松井大輔が20日、日本代表メンバーとして参加する29日のチャリティーマッチ(vsJリーグ選抜、長居)に備え、関西空港着の航空機で帰国した。サンケイスポーツweb版によると「東京の方が沈んでいるので、関西から盛り上げて日本を支える動きが出ればいい。被災者の方々にサッカーを通じて何かを伝えられれば」と慈善試合への思いを語った。

　震災の状況はフランスでも、テレビなどで伝えられた。フランスを出発する際には、周囲から心配されたという。しばらくは実家のある京都でトレーニングを行い、本番に備える予定。松井は「(ボランティア活動など)時間のある限り参加したい。いま一番必要なのはお金じゃなく物資だと思う」と語り、何らかの支援活動を行う考えを明かしている。

(文 近藤安弘)