前川崎F所属で、ブンデス2部のボーフムでプレーする北朝鮮代表FW鄭大世が20日、自身のブログで東日本大震災の被災者に対して哀悼の意を表すとともに、応援メッセージを送った。

『この度の震災に関して。。。』と題してつづったブログでは、「地震が起こりある程度時間が経ちましたがブログを更新できず申し訳ありませんでした。あの日からあまりのショックと下手に軽んじた発言はしたくないのでしっかりと自分の中でも気持ちが整理できたら書こうとおもっていました」と心境を明かし、被災者に対し「本当にたくさんの方の尊すぎる命が失われた事をご冥福をお祈り申し上げます」とコメントしている。

「俺は俺なりに何が出来るかを考えました。募金に関しては当然します。他にはやはりありきたりな発想かもしれないけど、インナーシャツにメッセージを書き込みました。字が小さくすぎて見えにくいとは思いますが、僕の応援する心は大きいというのは理解していただきたいです」と述べ、ブログでは日本代表DF内田篤人とともに、メッセージを書き込んだシャツを来て撮影した写真が掲載されている。13日のアーヘン戦で試合後にメッセージシャツを披露したほか、そのとき、2人で話し合い撮影も決めたという。

　最後に「日本育ちの選手を要するルール地方のドルトムント、シャルケ、ボーフムの3チームでチャリティーマッチをやることになりました。時間が許せば僕も参加したいと思います☆　ほんとに心からみなさんを遠いドイツではありますが心から応援してます。今こそ助け合いましょう!!」とメッセージを送っている。鄭大世は日本で育ち、日本を愛している。遠いドイツでも、被災地の復興を心より願っている。

☆メッセージ全文は鄭大世ブログBIG WORLDでお読みください。

[写真]鄭大世がゲキサカに提供してくれたもの。内田とともにメッセージを書き込み、鄭大世は「今こそ助け合おう」と記している