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内田がリーグ戦初アシスト、シャルケは引き分け

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 日本人初の欧州CLセミファイナリストとなったシャルケ04の日本代表DF内田篤人の勢いは止まらない。欧州CL準々決勝第2戦のインテル戦から中2日、敵地で行われた第30節のブレーメン戦で、内田は先発フル出場を果たし、リーグ戦初のアシストも記録した。

 1点ビハインドで迎えた後半13分、MFドラクスラーからのボールをワントラップして右クロス。内田が入れたボールに、ゴール前でフリーのFWエドゥが頭で合わせて、同点弾を決めた。公式戦では、11月24日の欧州CLグループリーグ第5節のリヨン戦(3-0)以来のアシストで、チームに勝ち点1をもたらした。

 内田が幾度もサイドからチャンスをつくった。前半25分、MFファルファンからのパスに抜け出して右クロス。ゴール正面でフリーのFWラウルが頭で合わせたが、GKに止められた。後半28分にも、内田の右クロスにエドゥが合わせてヘディングシュートを放ったが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。ファルファンとの連携から縦への攻撃を徹底し、相手ゴールを脅かした。

 今季のリーグ戦も残るは4試合。スタートでつまづいた影響で、EL予選出場圏内の5位とは勝ち点8差開いており、かなり厳しい状況だ。しかし、ラルフ・ラングニック監督が就任してからの公式戦では、実に4勝1分の5戦負けなしと波に乗っている。今月26日にホームで迎える欧州CL準決勝・マンチェスター・U戦まで、この勢いを持続させたい。

(文 片岡涼)

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