鹿島アントラーズの伝説的ストライカー・アルシンド氏の長男で、今季から鹿島の新外国人選手となったFWイゴールが、リーグ戦再開初戦23日の横浜FM戦(国立)にメンバー入りする可能性が出てきたようだ。21日のスポーツニッポンなどが報じている。

　鹿島は大迫勇也が左内転筋痛、カルロンが右太腿裏痛、田代有三が右内転筋痛とFW陣に故障者が続出している。そんな中、20日の鹿島ユースとの練習試合でイゴールがメンバー入りをアピールした。1-0の後半10分に相手DFを引きつけたあとMF本山雅志のゴールをアシスト。さらに後半11分には、右サイドからのMF小谷野顕治のパスに反応して抜け出しゴールを決め、4-0の勝利に貢献した。

　1ゴール1アシストと存在感を発揮したイゴールは「コンディションは上がってきた。ゴールとアシストができたのはチームに慣れてきたからかな」といい、横浜FM戦については「いつでも試合に出る準備はできている。あとは監督の判断。チャンスがあれば練習の成果を出したい」と意気込んだという。大迫らの回復次第では、Jリーグデビューの可能性もありそうだ。

(文 近藤安弘)