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キリン杯の対戦国がペルーとチェコに決定、U-22代表は豪州と強化試合

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 日本サッカー協会は25日、6月に開催されるキリン杯の対戦国が決まったと発表した。日本代表は6月1日に新潟・東北電力ビッグスワンスタジアムでペルー代表、同7日に神奈川・日産スタジアムでチェコ代表と対戦。ペルーとチェコは同4日に長野・松本平広域公園総合球技場アルウィンで対戦する。

 また、6月1日のA代表対ペルー戦の前座試合としてU-22日本代表が行う国際親善試合の相手がU-22オーストラリア代表に決定。同代表は5月16~18日にも愛知県内で候補合宿を行う予定となっている。

 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は日本協会を通じて「3月下旬に試合をしてから約2ヵ月ぶりに代表チームが集まることを非常にうれしく思っている」とコメント。キリン杯の相手がペルーとチェコに決まったことについては「9月に始まるW杯予選を前に、南米と欧州というタイプの異なるチームと試合ができることは、とても良い準備の機会であり、大切な2試合となる」と歓迎し、「選手たちの状況を聞いたり、我々のやり方の確認ができることはとても有意義なこと。海外でプレーする選手たちはリーグ戦も終わり、いつも以上に試合に集中してくれると思っているし、代表選手全員がさらに理解を深める良い機会としていきたい」と意気込みを語っている。

 また、U-22日本代表の関塚隆監督は「強豪国オーストラリアとの対戦が決まり、(ロンドン五輪アジア)2次予選に向けて現状のチームの力を試すには最高の相手だと思います」とコメント。昨年秋に中国で開催されたアジア競技大会で初優勝を飾り、今年2月に中東遠征、3月にもウズベキスタン遠征を行った同代表だが、国内での公式戦は初めてとなるだけに、6月19日にホームで行われるアジア2次予選第1戦・クウェート戦に向けて大きな意味を持つ。

「このチームは今までホームの独特の雰囲気、多くのサポーターで埋まるスタジアムで試合を行っていません。今回は非常に良い実戦のシミュレーションとなるのに加え、選手個々が大舞台でどれだけ実力を発揮するかの指標となる最適の場になると考えています」と決意を口にしていた。

以下、大会日程

【第1戦】(6月1日)
日本 19:20 ペルー[東北電ス]
※16:20からU-22日本代表vsU-22オーストラリア代表の国際親善試合を開催

【第2戦】(6月4日)
ペルー 15:00 チェコ [松本]

【第3戦】(6月7日)
日本 19:30 チェコ [日産ス]

(文 西山紘平)

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