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小笠原が地元の復興支援でサッカー大会を開催

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 鹿島アントラーズのMF小笠原満男が4日、生まれ故郷の岩手県盛岡市にある盛岡南公園球技場で「復興祈念サッカー交流会」を行った。5日の日刊スポーツなどによると、東日本大震災の被害が大きかった沿岸部のサッカークラブを招待。スパイクなどのサッカー用品や生活物資も供給した。

 前日3日には、ACLの上海申花戦を国立競技場で行ったばかりだが、試合後に現地入り。全10チーム、小学生約200人と父母80人の移動費や昼食などを小笠原が負担し、試合を行った。小笠原は「前回はショックが大きい様子だったけど、みんな前向きになっていた」と、3月に被災地訪問した際と比べて子供たちに笑顔が戻ってきたことを喜んだという。

 スポーツ報知によると、サッカー用具は契約するKappa社などの協力を得て、生活物資と合わせて2tトラック分用意して、子供たちに自ら手渡したという。今後も高校時代の恩師で現盛岡商総監督の斎藤重信氏らと連携し、被災地支援を継続するという。小笠原は「(サッカーをする)環境を整えてあげたい。自分はこうして現状を発信し、協会やJリーグに訴えていく」と語っていた。

(文 近藤安弘)

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