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大学ナンバー1守護神が広島入りへ

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 流通経済大のU-22日本代表候補GK増田卓也(4年=広島皆実高)のサンフレッチェ広島入りが内定したことが分かった。関係者が「増田はサンフレッチェへ行きます」と明かしたもので、今後時期を見て正式発表される見込み。
 
 広島皆実高(広島)時代に全国高校選手権で8強へ進出している増田は流通経済大進学後、大学サッカー界を代表する強豪で1年から出場機会を獲得。中学時代までフィールドプレーヤーを兼任していたこともあり、自信を持つ足元の技術の正確さと安定感の高さを武器に全日本大学選抜、年代別日本代表へと上り詰めた。

 U-21日本代表の一員として参加した昨年の第16回アジア競技大会ではキルギス戦で先発し完封勝利するなどアジアタイトル獲得に貢献。今年タレント軍団で主将を務める大学ナンバー1守護神は、今月16日から18日まで大阪で開催されたU-22日本代表候補合宿に参加するなど、「大学レベルで圧倒して勝てればいい」と言うチームだけでなく、ユニバーシアードを控える全日本大学選抜として、またロンドン五輪を目指す年代別代表としても活躍が期待されている。

 進路に関しては幼い頃から憧れていた広島入りを決意した模様。広島皆実高時代から注目を集めていたが、広島でプロになるためにポジション争いの厳しい流経大で成長することを選択、4年間かけて自らの将来を勝ち取った。日本代表のGK西川周作らハイレベルなポジション争いを待ち構えているが「地元で活躍したい」という夢を持つ男は、プロ入り1年目からのレギュラー獲得を目指して再び挑戦する。

(文 吉田太郎)

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