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伊野波、“欧州組CB”に負けん!「そこまで差は感じない」

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 “欧州組CB”に負けん!DF伊野波雅彦が国内組の、名門鹿島のプライドをのぞかせた。あす7日のチェコ戦では3-4-3システムが採用され、伊野波がペルー戦で務めた3バックの左には、DF槙野智章(ケルン)が先発でテストされる可能性が出ているが、簡単にポジションを譲るつもりはない。
 習得に手間取っている3バックについて、ボランチにサイドバックと、複数の守備的ポジションをこなせる伊野波は「自分は結構なれたかな。ぜんぜん問題ないですね」と十分に理解できていると言い切る。そして、「自分が試合に出たときは、点を取られていない」と過去に出場している国際Aマッチ4試合で、未だに無失点という結果に自信を示した。
 これまでは前線の選手に欧州組選手が多かったが、今ではDF吉田麻也(VVV)に槙野が続く形で“欧州組CB”が少しずつ増えている。世間の目は“世界を知るCB”として吉田や槙野に高い注目が集まるが、伊野波は「ヨーロッパでやっているといっても、そこまで違いはない。海外に出たからといって、すぐにレベルが上がっているかといったら、長友みたいにインテルとかでやってれば別かもしれないけど、そこまでは差は感じないです」と対抗心を燃やした。
「これからしっかり結果を出したほうが中心になっていけると思う。とにかくしっかりやるだけですね。サイドに振られたら5バックになっていいといわれているが、3人で守れるところは、3人で守っていきたい。ペルー戦で出た課題はしっかりと直したい」と意欲を示す伊野波。チェコ戦での出番は不明だが、出たら欧州組に負けないプレーを見せるつもりだ。
(取材・文 近藤安弘)

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