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[U-17W杯]あすジャマイカ戦のU-17代表、エース南野「ひとつになって優勝を目指したい」

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 現地時間18日に開幕するU-17W杯を戦うU-17日本代表は17日、14時からプレスカンファレンスを行い、吉武博文監督とキャプテンを務めるDF岩波拓也(神戸ユース)が出席した。その後は15時からUDEM大学で前日練習を行った。同代表は日本時間あす19日にグループリーグ初戦を迎え、U-17ジャマイカ代表と戦う。

 記者会見で吉武監督は「ジャマイカは勢いがあるチームなので、日本がボールをできるだけ保持して接触プレーを少なくし、攻守をチーム全員でして自分達の良さを出して戦っていきたい」と初戦へ向けての意気込みを語った。

 もちろん選手たちも今大会へ向けての熱い思いがある。エースFW南野拓実(C大阪U-18)は「1次予選から参加していて、とても愛着のあるチームです。このチームの集大成なので、みんなで“ひとつ”になって優勝を目指したいと思います」と話し、キャプテンを務める岩波も「みんなの協力のおかげで、キャプテンどうこうではなく、チーム全体として“団結”して大会に臨めそうです」と話した。いよいよ94JAPANが世界へ挑戦する。

以下、JFA公式サイトが発表した選手のコメント

吉武博文監督の記者会見コメント
「今までやってきたことをいかに出していくか、2年間でコンセプトである「共鳴する」場面が少しずつ試合で表現できるようになっている。暑さは試合に全く影響がないとは言えないが、相手も同じ条件であり、前から分かっていた事で、アカプルコにも行って順調に準備ができている。U-17は3回連続で出場となるが、選手達にとっては初めての世界大会なので、大会を楽しんでピッチに立った時に今までやってきたことを出せると信じている。若い選手達の経験値を上げるためにできるだけ多くの試合をしたいと思っており、チームの立ち上げから目標を『ファイナリスト』としてきて、選手達もそれを目指している。ジャマイカは勢いがあるチームなので、日本がボールをできるだけ保持して接触プレーを少なくし、攻守をチーム全員でして自分達の良さを出して戦っていきたい」

●FW南野拓実(C大阪U-18)
―いよいよ明日からワールドカップが開幕ですね。心境を教えてください。
「1次予選から参加していて、とても愛着のあるチームです。このチームの集大成なので、みんなで“ひとつ”になって優勝を目指したいと思います」

―得意なプレーを教えてください。
「ゴール前でのターンと、裏に抜けるタイミングとスピードに自信を持っています。自分の長所が世界にどこまで通用するのかを試したいです」

―吉武監督はどんな方ですか?
「いつもチームの事を良く考えてくれます。ピッチ外ではすごく優しく、24時間サッカーの事を考えているなって感じます。選手は親しみを込めて“ボクシ”と呼んでいます」

―大阪で応援してくれる方に一言。
「大阪・日本を代表して戦います。共に戦い優勝を目指しましょう!」

●DF岩波拓也(神戸ユース)
―キャプテンとしての仕事は?
「一人一人の意思があるので、たくさん意見を出してくれます。それを自分がまとめるという仕事ですが、とてもやりがいがあります。例えば、監督からミーティングの進行を任された時は、最終的にみんなの意見をまとめました。みんなの協力のおかげで、キャプテンどうこうではなく、チーム全体として“団結”して大会に臨めそうです」

―W杯という大舞台で何を試したいですか?
「個人的には自分の特徴であるロングキックで攻撃の起点となりたいです。特に右サイドからのサイドチェンジを得意としているので、是非見て欲しいです。世界のFWを相手に自分の良さがどこまで通用するか試したい」

―プレスカンファレンスを終えて。
「多くの記者がいて、いろんな質問があり実感が湧いてきました。また、会見中に監督の思いも聞けて、本当に『やらなければ』と思いました」

―神戸で応援してくれる方に一言。
「今までの人生を支えてくれた人の為に何かを還元したいと思っています。また所属の神戸にもお世話になっているので、全力で頑張っている姿を見せたいと思います」

●DF植田直通(大津高)
―いよいよ明日から始まりますが?
「サッカーで世界大会は初めてなので、新しい経験ができるし、すごいFWもいるので、楽しんでプレーできたら良いと思います」

―テコンドーの世界大会を経験していますが?
「世界は上には上がいるので、自分が足りないところをプレーで教えてくれます。ですので、そういう事を1戦1戦吸収しながら大会期間中も成長できたらなと思います」

―昨年の7月から召集されていますが、94JAPANの良いところは?
「チームの雰囲気が良いと思います。関西の選手が面白く、他の選手が乗っかっていく感じです。いろんな方言も飛び出し、毎回楽しみに参加しています」

―熊本で応援してくれる方に一言
「インターハイの予選が終わって、チームメイトが気持ち良く送り出してくれました。また地元の方も応援してくれているので、全力で世界に挑戦したいです。応援よろしくお願いします」

(文 片岡涼)
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