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[U-17W杯]94JAPANは白星発進!!松本ゴールでジャマイカ下す

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[6.18 U-17W杯B組 日本1-0ジャマイカ モンテレイ]

 “94JAPAN”白星発進! U-17W杯メキシコ大会が18日(日本時間19日)、開幕した。U-17日本代表はグループリーグB組初戦でU-17ジャマイカ代表と対戦し、途中出場のFW松本昌也(JFAアカデミー福島)のゴールで1-0で勝利した。同組の第1試合ではU-17フランス代表がU-17アルゼンチン代表に3-0で勝利しているため、勝ち点3を手にした日本はB組2位につけた。

 日本は4-3-3システムを採用。GKは中村航輔(柏U-18)、DFラインは右から室屋成(青森山田高)、岩波拓也(神戸ユース)、植田直通(大津高)、秋野央樹(柏U-18)。アンカーに望月嶺臣(野洲高)、右に石毛秀樹(清水ユース)、左に野沢英之(F東京U-18)、3トップには右からFW早川史哉(新潟ユース)、MF中島翔哉(東京Vユース)、FW鈴木隆雅(鹿島ユース)が入った。

 立ち上がり、日本は中島を起点にチャンスをつくる。果敢に前線から仕掛けて相手のファウルを誘い、前半3分には石毛のパスを受けた鈴木隆が倒され、PA外右の絶好の位置でFKを獲得した。しかし、中島がニアサイドに入れたボールはDFがクリア。同10分には縦パスに抜け出た石毛がゴールまで約25mの距離から果敢にミドルシュートを狙ったが、枠を外れた。

 前半21分には最初のピンチを迎え、バイタルエリアで自由にボールを回されると、MFホルネスにミドルシュートを許したが、ゴールポストに助けられた。同23分には秋野の左クロスをゴール正面で鈴木隆が落とし、早川がシュート。これはGKに抑えられ、そのまま0-0で前半を折り返した。

 何としてもゴールの欲しい日本は、後半から鈴木隆に代わって、ジャマイカ生まれのFW鈴木武蔵(桐生一高)を投入。左サイドから鈴木武が果敢に仕掛けた。そして同11分、中島に代えてFW松本昌也(JFAアカデミー福島)をピッチへ送ると、この采配が的中した。

 後半15分、秋野のパスに抜け出した松本が右サイドをオーバーラップしてきた室屋へパス。中央へ走りこんだ松本は室屋からワンツーの形で折り返しを受けると、冷静にシュートコースを見極め、左足でゴールに流し込んだ。値千金の先制弾。リードを奪った日本はその後も再三、チャンスをつくり、敵陣へ攻め込んだ。同22分には野沢のパスに左サイドを抜け出した鈴木武が左クロス。最後は松本がシュートを打ったが、今度は枠を外れた。

 後半26分には接触プレーで秋野が左足を負傷。連戦を見据えて無理をさせず、MF深井一希(札幌U-18)を投入する。同37分、早川のロングパスから裏に飛び出した野沢のシュートは相手GKの好セーブに阻まれた。その後、枠内にシュートを打たれる場面もあったが、守護神・中村が落ち着いてストップ。1点を守りきり、初戦で大きな勝ち点3を手にした。

 09年のU-17W杯ナイジェリア大会ではグループリーグ3連敗を喫しているため、U-17日本代表にとって、この勝利が07年のU-17杯韓国大会のグループリーグ初戦・ハイチ戦(3-1)以来、2大会ぶりの勝利となった。次戦は21日(日本時間22日5時)。第1戦でアルゼンチンに3-0と大勝したフランスと対戦する。

[写真]松本のゴールをベンチ前で喜ぶ

(文 片岡涼)
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