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U-22代表、クウェート戦コメント

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[6.19 五輪アジア2次予選 日本3-1クウェート 豊田ス]

 U-22日本代表は19日、ホーム&アウェー戦で行われるロンドン五輪男子サッカー競技アジア2次予選第1戦でクウェートと対戦。前半18分にMF清武弘嗣が先制ゴールを決めるなど3-1で勝利した。第2戦は23日にクウェートで開催される。以下U-22日本代表選手の試合後コメント

●MF清武弘嗣(C大阪)
「失点は悔いが残るけれどいいゲーム内容だったと思う。後半結構バテたけれど次もしっかり勝てばいい。(守備では鈴木)大輔がよく引っ張ってくれた。(課題は)CKももっとチャンスあったしもっと取らなければいけない」
-アウェー戦へ向けて
「また先制点を取れれば絶対に負ける相手ではない。ただ次の試合もなめたらやられると思う。頑張らないといけない」
-先制ゴールについては
「右ではつくることができていなかったけれど、左サイドでは何本かいい形で起点をつくれていた。比嘉がいいボールを上げてくれて飛び込むだけだった。ドフリーだったし当てるだけだった。(左サイドをえぐった比嘉のクロスは)あの深い位置からはファーにくると。あそこで決めないとマズイと思っていたのでよかった」

●MF山村和也(流通経済大)
「試合前から自分たちの持っているものを出せば勝てると思っていた。映像で見ていた選手が出ていたし、イメージに近い形でサッカーできた。(これまでとメンバーが違ったが)練習から中盤でのボール回しだったり、ボランチとの関係はコミュニケーションを取っていたんで、今日はいい形だったかなと思う」
-一方的な展開になると
「それは予想していなかったけれど引き気味にきていたんである程度回していけると思った」
-第2戦へ向けて
「きょうはきょうでしっかり切り替えてアウェーでもしっかり点を取って勝ちたい」
-永井不在での試合だったが
「永井さんは(スピードという)特長がある。少なからず影響はあったと思うけれど(自分たちには)大迫とかいい選手がいる。不安はなかった。(誰ということなく)前線の選手を生かせるプレーをしたいと思ったので、永井さんが出ていなかったからというのはそんなになかった」

●FW大迫勇也(鹿島)
「チャンスがたくさんあったんでもっと決めたかった。とにかくチャンスを決めたかった。(期待に応えられなかった?)はい」
-第1戦に勝利して2次予選突破に近づいた
「まだもう1試合ある。みんなでしっかりと準備したい」

●MF山崎亮平(磐田)
「コンビネーションを狙ったけど、クウェートはワンツーでついてこれないところがあったんで、そういうところをもっと狙えば良かった。前半に取れるところでもっと取れていれば」

●MF東慶悟(大宮)
「前半にいい形で点を取ることができたけど、(後半に失点)やられてしまったのでアウェーでもう一回、しっかり入れるように準備したい」

●DF酒井宏樹(柏)
「もうチョット差をつけられたゲームだった。クロスの本数は多かったけど、もっといいボールだったらよかった。次は結果を残したい」

●MF山本康裕(磐田)
「(先発起用だったが)Jリーグで経験してきたしどんなところでも自分ができるところを証明しなければいけないと思っていた」
-クウェートについては
「全然プレッシャーがなかったし、パスだったり、サイドチェンジを2、3本つなげたら相手を崩すことができていた。アウェーでもああいうサッカーがしたい」

●DF鈴木大輔(新潟)
「(相手の1トップに対して)CB2人で強くいけていた。向こうもサイドに流れる回数が多くて、もう少し中でくると思っていたけど」
-2点差ということで第2戦では相手が前がかりに来る可能性も
「相手が前がかったとき、僕らのサッカーが活きる。カウンターとかに対してはしっかりケアしていきたい。(きょうに関しては)自分たちはみんなボールを持てる選手なので守備のリスクマネージメントしていた。そのへんはきょうの試合ではできていた」

●DF濱田水輝(浦和)
「第2戦は最悪の最悪、引き分けでもいいので。とりあえずあっちでアウェイゴールを挙げたいです」
-相手が後半5バックにしてきたが、対応に変化は?
「崩してくるとかではなかったので、プレッシャーのかけけたに変更はなかった。それより2トップ気味になっていたので、4バックで声を出していこうとした」
-フィジカルで強さを見せていたが?
「その点は負けてはいけないと思ってやっていた。そこが自分の売りでもあるので。1対1については特に僕のようなタイプは負けてはいけないと思っている。
-A代表の17番をマークすることが多かったが?
「思ったよりロングボールを蹴ってくる感じではなかったけど、そこは集中力を切らさずに、押さえられたらなと思っていた。ただ、あそこ(17番)に当てられても次がなかったので、怖くなかったです。1トップだったので次がなくて怖さがなかった。でも次は気を抜かずに集中してやります」
-ゴールシーンに関して。相手のセットプレーの守備が甘いという情報はあったのか?
「特に聞いてはいなかったですが、最初の1、2本のCKで、大事なところが開いていると感じていたし、マンマークが甘いと感じていた。1人目が走ったらニアポストの辺りがあくことを感じていた。そこに勢いよく走っていけば、とゴールの匂いを感じて走った」
-決めた瞬間は?
「うれしかったです。きた!という感じでした。いつもなら枠を外すことが多いので、入って良かったです。強い気持ちで入れました。相手が体を寄せてこなかったので、先にジャンプすればいけるなと思っていました」
-ゴールはいつ以来?
「プロになって公式戦初です。こういう大事な試合で取れて良かったし、うれしかったです」
 -浦和ではなかなか出られないが、このチームでは不動のレギュラーになっている。「不動とは思っていないですけど、チームで悔しい思いをしている。五輪でしっかり自分のチャレンジをしていきたい。ここは貴重な出場機会になっている。代表が大きなモチベーションになっている」
-23日のアウェイで気をつけるべきことは?
「相手の雰囲気に飲まれないこと。客がうるさいとか、レフェリングが相手寄りというのは十分に考えられる。そこは注意したい。それと、しっかり集中して、フワッと試合に入らないようにしたいい」
-1失点がいやな感じ?
「失点はすごいもったいない。精神的にはプレッシャーがかかる。でも、アウェイでも勝てば問題ない。連勝したいです。ミスから失点してしまったので、それが悔しいですけど。相手は間違いなく攻撃的に来る。そこをしっかり、ふわっと入らず、集中して、相手が違う戦い方をしてくることはみんながわかっている」
-水輝という名前の由来は?
「母親が入院していた病院の窓から池が見えて、ハナミズキの花と池の水が輝いていたからと聞いています、たぶん(笑)ハナミズキは5月の花です。スタンドのゲーフラ?気づきました。ありがたかったです。格好良くできていて、すごくありがたいです」

●FW原口元気(浦和)
-3-0になった直後に出て、どんな指示だった?
「しっかり守備をして点を取るように言われましたが、点を取れなくて残念です。あの相手から点を取れないようでしたらどこからも点を取れないと思う」
-相手守備が甘かった?
「仕掛ければ抜けると思ったので、ほぼ仕掛けたのですが、シュートが入らなかった。もったいなかったなと思う。(ポスト直撃もあったが)ちょっとの差だと思うので、次はしっかり入れたい」
-1失点した。
「やっかいな感じになってしまったけど、勝てばいいので、勝つだけです」

●GK権田修一(F東京)
「1失点したけど、勝っているので、そんなに点を取られたことを悲観する必要はない」
-クウェートの印象は?
「前半の相手はボールを取りに来ないし、攻めてもこないし、でも後半に入ったら違うチームになった。10番(ジャアベル・ジャゼア)が入って、前から出てきたし。でも90分もたないということなんじゃないですか。90分もたないからこういう戦い方をしてきたのだと思うと、次の試合は最初からくるかもしれない。1点入ってしまえばあとは雰囲気で押してくると思うし」
-アウェーで気をつけないといけないことは?
「まだyahoo!でしか知らない。未知の世界ですからね。U-19のときに6月にサウジアラビアに行ったことがあるのですが、すごく暑くてしんどかったイメージ。ただ、アウェーだけど、条件は一緒ですし、向こうが(気温)40何度でやれるようなチームなら、
今日ももっとやってきただろうし」
-失点場面で、酒井宏にバックパスを要求するという選択はなかったのか?
「僕は受ける準備をしていましたし、酒井もわかっていたと思うけど、前を向いて攻めたかったというのがあったのだと思う。攻めるためにはリスクをかけないといけない。もちろん、リスクとセーフティーを天秤にかける必要はあるけど、ああいうところで絶対に下げろとか、次からは下げようとかは言いたくないです。選手個々の判断の中で自由にやった中で、リスクとの天秤にかけるべき」
-次戦のゲームプランは?
「(1日の)U-22オーストラリア戦で開始早々に失点して、ああなれば苦しいというのはみんなが分かっている。個人的には次はノーリスクで入ってもいいのかなと思うけど、そこはスタッフの指示に任せる」
-チームのベクトルをそろえていくことが重要と監督が言っていたが?
「点を取りに行きたい選手と守ろうとする選手がいて選手がバラバラだとだめですからね。みんなが同じ方向でいくことが重要です」

●DF比嘉祐介(流通経済大)
「今日は縦に行くことを意識していたので、結果が出て良かったです。アシストになったクロスは、ニアがつぶれていたので、ファーに誰かが行くだろうと思って狙いました」
-DFを一人かわしていたが?
「最近は縦に行くと決めていた。それができて良かったです。1点目がアシストだったのですごくうれしかったです。一言で言うとまぐれですが(笑)」
-クウェートの印象は?
「前半は引いていたので、攻撃しやすくてボールも回ったけど、1点取られた後にぐっと来たので、そこで2失点目を食らうと苦しかったかなと思います。相手が引いているときも嫌じゃなかったですよ。サイドチェンジもできていたし、両サイドからセンタリングを上げてチャンスをなども作れていたし。クウェートは中にいて、サイドがフリーでスペースがあって、やりやすかったです」。

[写真]日本代表整列写真

(取材・文 吉田太郎、矢内由美子)

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