日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が、柏レイソルのFW田中順也を8月10日のキリンチャレンジ杯・韓国戦(札幌ド)に向けてリストアップしたと、22日のサンケイスポーツが報じている。メンバー選考のスタッフ会議などでしばしば名前が挙がり、韓国戦で試すプランも浮上しているという。

　田中は昨季はJ2で6得点にとどまったが、J1に昇格した今季は現在、得点ランク5位の5得点。チームメートの元日本代表FW北嶋秀朗が「順也の成長したところ?　頭を使えるようになった。フィジカルだけでプレーしなくなった」などと評し、代表入りも遠くないと話している成長株だ。日本代表は主に1トップを採用するが、田中にはCFとして期待がかかる。

　田中は21日、日本代表について問われると「代表に今呼ばれても、できる器にない」と謙遜したという。一方で「もちろん将来は入りたい気持ちがある。パッと呼ばれて、パッと捨てられる選手にはなりたくない」と目標であることも明かしている。

　きょう22日はG大阪との対戦が控える。ザッケローニ監督は21日、U-22日本代表のクウェート戦を視察するためにクウェートに向かった。直接ゴールを見せることはできないが、難敵からゴールを奪ってアピールする。

(文 近藤安弘)