北中米カリブ海地域の王者を決めるゴールド杯(アメリカ開催)は25日、パサデナのローズボウルで行われた決勝でアメリカとメキシコが対戦。メキシコが4-2の逆転勝利を収め、2大会連続6度目の優勝を果たした。

　ゴールド杯決勝では3大会連続通算5度目の顔合わせとなった同決戦。試合は前半8分にMFマイケル・ブラッドリーがゴールを決めて開催国のアメリカが先制した。

　さらに前半23分、今度はエースのFWランドン・ドノバンが追加点を挙げてアメリカが早々にリードを2点に広げた。

　しかし、ここから王者メキシコの猛反撃が始まる。前半29分にMFパブロ・バレーラが1点差に詰め寄るゴールを決めると、同36分にはMFアンドレス・グアルダードが同点ゴールを記録。2-2の引き分けで前半を折り返した。

　後半に入ってもメキシコの勢いはとどまらず、同5分にはバレーラがこの日2点目を決めて逆転に成功。同31分にはMFジオバニ・ドス・サントスが駄目押しの4点目を決めてアメリカに引導を渡した。

　この結果、連覇を果たしたメキシコは13年にブラジルで行われるコンフェデレーションズ杯の出場権を獲得。アジア杯王者の日本と対戦する可能性もある。

[写真]メキシコのゴールを決めたバレーラ(7番)とドス・サントス(10番)

(文　宝田雅樹)