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[U-17W杯]決戦から一夜明け、94JAPANは世界遺産観光でリラックス

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 U-17W杯2011メキシコ大会を戦うU-17日本代表はグループリーグ最終戦・アルゼンチン戦(3-1)の翌日25日、午前中には1時間のリカバリートレーニングを行い、午後からはリフレッシュタイムを設けて世界遺産の街並みをチーム全員で見学した。

 93年大会以来の決勝トーナメント進出を決めるという快挙から一夜明け、アルゼンチン戦でゴールを決めたDF植田直通(大津高)は「選手同士のミーティングで、セットプレーについて話し合っていたので、自分の所に来れば決める自信はあった。前日にプジョルのヘディングを見てイメージしていた」と話し、同じく3点目を決めたMF秋野央樹(柏U-18)は「一戦一戦目の前の相手を倒して行くだけ。なるべくたくさんの試合を行い、ファイナリストになりたい。その結果自分の名前を世界の人に知って貰えればうれしい」と決勝トーナメント1回戦へ向けて意気込んだ。

 日本サッカー協会によると、午後からはカテドラル協会など世界遺産を見学し、現地の物が売っている雑貨屋を見るなど観光を楽しんだ。またこの日の食事はメキシコ入り後、初となる外食だった。選手たちは400gのステーキやパスタ、ピザを食べても、おかわりするほど、食欲旺盛だったという。つかの間のリフレッシュタイムで選手たちは29日(日本時間30日)に行われるニュージーランド戦へ向けて英気を養った。

以下、JFA公式サイト発表コメント

菊原志郎コーチ
―予選リーグを振り返って。
「選手は厳しい環境の中でよく頑張っていたと思います。自分達の力をしっかりと発揮できれば、決勝トーナメントには進めると思っていたので、Bグループ1位という結果には特別驚いてはいません。決勝トーナメントでは、紙一重の勝負になると思いますが、選手はひとつひとつを丁寧にプレーして、強豪相手にどこまで通用するのか試して欲しいです。トーナメントの初戦がすごく楽しみです」

―ファイナリストになる条件は?
「チーム全員が心から助け合って力を合わせ、最後まで諦めず戦い抜くことだと思います。きっと良い結果が出ると信じています」

●DF植田直通(大津高)
―昨日の試合では見事なヘディングシュートを決めましたが、狙い通りでしたか?
「選手同士のミーティングで、セットプレーについて話し合っていたので、自分の所に来れば決める自信はありました。前日にプジョルのヘディングを見てイメージしていました」

―得意のヘディングに更に磨きがかかったように感じますが、何か意識して取り組んでいることはありますか?
「ヘディングには自分のプライドが懸かっているので、1回も負けない位の気持ちで競りに行っています」

―決勝トーナメントに向けて意気込みを一言。
「このチームの目標はファイナリストなので、先ずはセンターバックとしての仕事を全うし無失点で抑えたいです。また、昨日の様にセットプレーなどでチャンスがあれば、ゴールを決めてチームの勝利に貢献したいです」

●MF秋野央樹(柏U-18)
―昨日の試合では、1得点1アシストの活躍でした。試合を振り返って。
「1・2試合目と同様にパスを回して相手を圧倒することは出来ませんでしたが、結果が大事な試合で勝てて良かったです。世界基準の相手に対し、3点取れて自信になりました」

―チームの目標であるファイナリストになるために、今後どの様なことが必要になってきますか?
「試合に出ても、出なくても、常にチームに何が有益かを考えて行動することだと思います。チームの雰囲気も凄く良いので、これを続けて行きたいと思います」

―決勝トーナメントですね。抱負を聞かせてください。
「一戦一戦目の前の相手を倒して行くだけです。なるべくたくさんの試合を行い、ファイナリストになりたいです。その結果自分の名前を世界の人に知って貰えればうれしいです」

(文 片岡涼)
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U-17W杯2011特設ページ

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