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柏の酒井がザック監督の前で2演出。韓国戦でのA代表招集に期待高まる

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[7.16 J1第5節 川崎F3-2柏 等々力]

 柏レイソルは川崎Fを相手に前半で0-2のビハインドを負いながらも、一時は同点に追いついた。導いたはU-22日本代表DF酒井宏樹だ。

 まずは0-2の後半9分、途中出場のMF茨田陽生のパスを右サイドで受け、低めの速いクロス。ニアサイドでFW北嶋秀朗が飛び込んだ影響もあり、川崎Fのオウンゴールを誘発した。1-2の同26分にはMF大谷秀和からのパスを右サイドで受けて仕掛け、同じように低く速いクロス。FWレアンドロ・ドミンゲスの一時同点弾をアシストした。

「間に通そうとしていたのが上手くいってよかったけど、自分自身では満足していないです。中の人が上手く合わせてくれた」と試合に敗れたため、酒井は笑顔は見せなかった。特に0-2となる川崎FのFW小林悠のゴールは、酒井も絡んでいた。中に絞ってカバーに入ったが、パスが背後を通ったため、クリアしきれなかった。「2失点目は自分のミス」と背負い込んだ。

 とはいえ、ゴールシーン以外にも再三、好クロスを入れた。酒井がボールに触れると、得点の臭がしたのは事実だ。この日は、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督も視察に訪れた。8月10日の親善試合・韓国戦でA代表に招集されることが囁かれているが、この日の2演出で、可能性が高まった可能性はある。酒井の注目は高まるばかりだ。

[写真]好クロスで2点を演出した酒井(左)。この日はU-22代表のチームメイト、川崎Fの登里と対面となった

(取材・文 近藤安弘)

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