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ボルシアMGが一転、大津獲得へ

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 ボルシアMG(ドイツ)が再び柏レイソルのFW大津祐樹の獲得を検討していることが分かった。16日付のビルト紙によると、今季のテレビ放送収入が200万ユーロ(約2億2000万円)も減額されることが判明し、移籍金が高額なスター選手を獲得する資金を捻出することができなくなったという。そのため急きょ60万ユーロ(約6600万円)で獲得できる大津に再びシフト変更したようだ。

 大津は7月5日に渡欧し、3日間に渡ってボルシアMGの練習にトライアウト生として参加。9日のアバディーン(スコットランド)との練習試合にはフル出場を果たした。しかし、ファーブル監督が「ボルシアには攻撃的MFが必要だが、3日という短期間で判断することは極めて難しい」と話し、最終的には「(練習参加の)3日間で今いる選手より優れているかの判断はできなかった」と獲得を否定。欧州移籍は破談となっていた。ところが同紙によると、マックス・エッベルTDは「祐樹はテストマッチで良い印象を残した。私たちが注目するのは当然」と説明。一転、大津獲得へ前向きな意向を示した。

 また、17日付の地元紙FOHLEN-HAUTNAHは「大津が契約に近づく」と大々的に報じており、16日に行われたポルトとの練習試合後の指揮官のコメントとして、「アバディーン戦後に私が『(大津獲得について)もう少し考えたい』と言ったため、彼は日本に一度帰ることになった。その場で合格かどうかは伝えられるものではない。大津は私たちのチームを助けてくれる選手であり、契約するにはいい時期だ。おそらく、彼とはすぐに会うことになると思う」と話したと報じている。

 なお、同紙によると柏とボルシアMGは、現時点で合意には至っていないという。しかし、監督自身が獲得へ前向きな意向を明言するなど、一時は破談となった欧州移籍が一転、実現の方向へ進む可能性が高まってきた。


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