注目のU-17W杯8強戦士が、全国制覇を誓った。秋田県で開催される平成23年度全国高校総合体育大会「2011熱戦再来 北東北総体」サッカー競技は27日に秋田市内で開会式を実施。6月～7月のU-17W杯メキシコ大会でU-17日本代表の準々決勝進出に大きく貢献した大津(熊本)CB植田直通(2年)も出席し、「自分たちの目標は全国制覇」と宣言した。

　U-17W杯では日本クラブユース選手権(U-18)大会でヴィッセル神戸U-18の4強進出に貢献しているCB岩波拓也とともに世界のアタッカーたちを封殺。アジア予選でもチームの世界切符獲得に貢献していた植田だが、その対人の強さに加えてアルゼンチン戦でゴールを決めるなどさらに評価を上げた。報道によると韮崎(山梨)から湘南ベルマーレ(当時平塚)入りしたMF中田英寿以来となるJ10クラブが獲得オファーを検討しているという今大会屈指の注目株。ただ、周囲に惑わされることはない。メキシコから盛り上がる日本へ帰国し、全国舞台に臨む植田だが「やることは変わらない」ときっぱり。「空中戦の強さを見てほしい」と語る注目CBが、水戸商(茨城)と遠野(岩手)の勝者と対戦する初戦(2回戦)から世界で発揮した強さを見せ付け、高校生アタッカーたちをねじ伏せる。

(取材・文　吉田太郎)

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