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ボーフム移籍の乾が会見

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 ボーフム(ドイツ2部)への完全移籍が決まったセレッソ大阪のMF乾貴士が29日、大阪市内で移籍会見を行った。クラブによると乾は「このたび、ボーフムに移籍することになりました。本当に色んな人に感謝しながらボーフムでまた成長したいと思いますしセレッソの関係者、スポンサーの皆様、サポーターの皆様に感謝しながら頑張りたいと思うのでまた応援よろしくお願いいたします」と挨拶。その後に質疑応答を行った。

 乾にとっては31日に行われる鹿島戦が国内でのラストマッチになる。

以下、クラブ発表の会見内容

―ボーフムに決めた理由と、ボーフムの印象を教えてください。
「ボーフムに決めた理由は、本当に熱心に誘ってくれていましたし、唯一のオファーのクラブだったのでそれが決めてでした。印象は、今はまだ2部ですけれど、2部の中では本当に強いクラブだと思います」

―ボーフムはかつて小野伸二選手(清水)が所属し、今は鄭大世選手が所属しています。何か連絡は取られましたでしょうか。
「テセさんとは1回電話で話しました」

―今回の移籍は将来へのステップアップへの第1歩となるのでしょうか。
「ステップアップとはあまり言いたくはないのですが、まずはボーフムで2部から1部に上げたいというのが自分の中の目標です。まずはそこをしっかりと頑張っていきたいと思います」

―C大阪はJリーグとACLを戦っており、タイトルを取れるチームであると思いますがそれを差し置いてでも、このタイミングで海外へ出て行くということは、海外移籍で何を得られると思って移籍を決めましたか。
「セレッソに残っても成長はできると思いますし、ACLも残っているし、良い経験というのは出来たと思います。でも海外でプレーするというのは自分自身の夢でもあり、その中で(ボーフムから)熱心にオファーをくださって、そういう機会がもうあるかわからないので、やっぱりチャレンジしたいという気持ちがあったので決めました」

―ボーフムの方から乾選手に、こういうところを期待しているなど、そういう話はありましたでしょうか。
「去年も惜しいところで1部から2部に上がれなかったですし、何か1つ足りないという話にもなりましたし、そこで自分の名前をあげてくれたので、攻撃のところでアクセントをつけてほしいということは言われました」

―改めてC大阪とは乾選手にとってどのようなチームでしたか。
「マリノスに入って苦しんでいる時に声をかけてくれたのがセレッソで、自分を助けてくれたと思います。みんな暖かく支えてくれましたし、ここに来ていなかったら、こうなっていたか自分自身わからなかったです。監督、選手、他のスタッフにも本当に感謝したいですし、ここで良い成長ができたと思います。これをつなげて、また違う形にはなりますけど、セレッソにしっかり恩返ししたいと思います」

―個人的なゴール数などの目標は?
「今は特に考えていないです」

―海外移籍という夢は達成しましたが、将来的にどうなりたいと思っていますか? セレッソから香川くん、家長くんが海外移籍したことで刺激を受けたことはありますか?
「目標としては、もちろん上は目指したいですが、まずはボーフムのために2部から1部にあげたいというのがあるので、そこを先決にしたいです。
シンジとかアキさんが活躍しているのを見ると、刺激を受けますし、シンジの試合も何試合も見ましたが、自分も負けたくないという気持ちがあるので、そこにまずは追いつくように頑張りたいです」

―ボーフムはドルトムントとも近いですが、香川くんには連絡をしたり、アドバイスを受けたりということはありましたか?
「連絡はしました。アドバイスとかはあまりくれなかったですが、向こうに行ったらお世話になります」

―ドイツ語の勉強はしていますか? 新生活で楽しみにしていることはありますか?
「言葉はまったくわからないですし、準備もまったくできていません。新生活は楽しみですが、不安もあるので、そういうところはシンジたちに助けてもらってやっていきたいと思います」

―7月31日の鹿島戦が、国内で乾選手を見る最後の試合だと思いますが、その試合に向けたサポーターのみなさんへのメッセージをお願いします。
「自分が出た試合ではあまり勝てていないので、最後は自分のいいところを全部出して、しっかり勝ちたいので、ぜひ少しでも多くのファンの方々に見ていただければうれしいです」

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