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VVVvsユトレヒト 試合後の吉田・カレンの一問一答

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 エールディビジ(オランダ)は6日、各地で開幕戦の2日目が行われ、CB吉田麻也とFWカレン・ロバートが所属するVVVと、MF高木善朗が新加入したユトレヒトが対戦。スコアレスドローに終わった。吉田とカレンは先発フル出場を果たしたが、ベンチ入りした高木は出場機会がなく、デビューはお預けとなっている。

以下、試合後の一問一答

●DF吉田麻也
―開幕戦、勝てなかったが。
「今年入ってから、無失点でっていうのを監督から何回も言われていた。去年は79失点。もうそんなの一生ないとは思うが、ふがいない結果だったので意識している。でも、もっと攻撃にバリエーションを増やさないと手詰まりになることもあった。(先週のPSM)ヘタフェ戦より、開幕戦だからか、積極性がない、前にいかない時間が長かった。クオリティーは上がっているので、コンビのミスを修正していけばいいと思う。悪くないスタートです」

―修正も具体的にできそうなのでは?
「監督が日本人寄りのサッカーというか、組織的で、みんなで守るということを強調するからやりやすい。去年と明らかに違うのはオーガナイズされているところで、僕の前にスペースがあることもないし、やりやすかった。もっとできるというのが今日の自分のフィーリングで、チームとしてももっとできると思う」

―CBでコンビを組むのが新加入選手だが?
「イタリア人でやりやすい。プライベートでも一緒にバーベキューしたりしているくらい仲良し。新しい選手の気持ちは分かるので、サポートしてあげられれば」

―前半から良くラインコントロールしていたが?
「めちゃくちゃやりやすい。両方のSBはCBを見ているし、問題ないと思う。欲を言えば、もっとボランチが絡んでビルドアップしたい」

―0-0という結果は?
「勝ちを増やさないと。ランキングの左側(半分より上位)、9位以上にはいたい。大崩れはしない感じはする。まだリーグは何があるか分からない。レベルアップする感覚はある」

●FWカレン・ロバート
「前半は今一つだった。SBの力の差が出たかな。揺さぶられて疲れも出た」

―外からは前半のほうがよく見えたが?
「ボールを受ける人がいなくて困っていた。チャンスはあったけど」

―コンディションは良さそうだったが、調整はうまくいった?
「普通にうまくいった。1点入っていればよかったけど、取れなくて、下もスリッピーで裏(に抜ける動き)が特徴の2トップだったので、攻撃が難しくなった。うちは高さはないので、しょうがない」

―2トップについて。
「ポストプレーに入ってもらって、僕はそれを受けたいんだけど、SBの技術が高くない。キックのタイミングもよくないから止まっていた」

―守り方について。
「守りはしっかりしている。ミスでピンチということはあったが、マヤ(吉田)とメイちゃん(CB)が頑張った。前が頑張らないと」

―今季は10番だが?
「10番を着ているからとかじゃなくて、そういう10番タイプのプレイヤーじゃないので、意識はしない。ただ、この半年は勝負なので、懸けている。確実に得点を決められるようにしたい。今はただ(10番を)付けてるだけ。それにビッグクラブじゃないので」

―0-0について。
「退場してからは引き分けと全員が思っていたので、引き分けだなと思っていた。僕もポジションを左にして上がるなって言われていた。ここはリアルなサッカー。日本人みたいにリスクを避けながら“サッカーをする”ので、楽しい。守備も、ボランチが大人だからマヤも助かっていると思う」

(取材・文 了戒美子)

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