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宇佐美がリーグ戦でほろ苦デビュー、長谷部との直接対決制す

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 ブンデスリーガは13日、第2節の7試合が各地で行われた。FW宇佐美貴史が所属するバイエルンは敵地で日本代表MF長谷部誠の所属するボルフスブルクと対戦。終了間際のゴールでバイエルンが1-0で勝利した。宇佐美は後半24分から出場して、終了間際には交代したが、リーグ戦デビューを白星で飾った。一方、長谷部は日韓戦から中2日ながら強行出場。右SBでフル出場したものの、勝つことはできなかった。

 この日はMFアリエン・ロッベンが欠場したことも後押しとなり、0-0で迎えた後半24分、MFトーマス・ミュラーと代わる形で宇佐美に出番が回ってきた。

 これまで同様に右MFの位置でプレー。緊張からか堅さもみられ、トラップミスからボールを失う場面も続いたが、後半37分には決定機に絡んだ。左クロスにゴール前へ抜け出すと、GKとの1対1から右足シュート。しかし、これはGKに止められた。その後は右サイドで孤立し、なかなかボールに絡めなかった。

 試合は終了間際のロスタイム1分、左サイドから崩しにかかると最後はMFグスタボがシュートを決めた。劇的弾にバイエルンイレブンは歓喜。宇佐美もゴールを喜ぶチームメイトの元へ駆け寄った。しかし、直後に宇佐美はDFファンブイデンと交代。その後のワンプレーとともに試合終了のホイッスルが鳴った。

 この日はボールを失う場面が目立ち、なかなか見せ場をつくれず。途中出場ながら終了間際に退くという、ほろ苦いデビューとなった。しかし、名門・バイエルンで開幕戦からベンチ入りを果たし、加入後2試合目で早くも出場を果たすなど、着実に経験を積んでいることは間違いない。数少ないアピールの機会をものにし、チームからの信頼を勝ち取るためにも、この経験をバネにしていくしかない。

[写真]リーグ戦デビューを果たした宇佐美


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