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国民栄誉賞に恥じないプレーを、国立でのチャリティーマッチへ澤「また違ったW杯」

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 国民栄誉賞を受賞したなでしこジャパンのMF澤穂希主将(INAC神戸)が「世界一」の自覚、そして12年のロンドン五輪での金メダル獲得へあらためて決意を口にした。首相官邸での授賞式に出席し、菅直人首相から表彰状などの贈呈を受けると、その後設けられた懇談会では首相や伸子夫人と言葉をかわす機会もあったという。

「あらためて賞のすごさを実感できた。だれでももらえる賞じゃないし、団体での受賞も初めて。すごいことをしたなと思う反面、責任を持って、この賞に恥じないように、五輪予選もしっかり戦って、五輪で金メダルを獲れるようにしっかり結果を出さないといけない」

 9月1~11日に中国・済南で開催されるロンドン五輪アジア最終予選へ気を引き締めた澤。明日19日に国立競技場で行われるチャリティーマッチに向けては「なでしこジャパンにとっても、なでしこリーグ選抜の選手にとっても、国立というあこがれのスタジアムでたくさんのお客さんの前でプレーできるチャンスはなかなかない。また違ったW杯みたいな感じです」と目を輝かせた。

 チャリティーマッチのチケットはすでに招待券を含めて約2万5000枚が売れ、当日券も販売される。日本中の注目を集める“凱旋試合”。「ここまで来るのは長かったけど、女子サッカーがたくさんの人に注目されるのが夢だった。それを実現しつつあるのかなと思うし、がんばってきてよかったなと思っています」と感慨深げに話していた。

[写真]国民栄誉賞受賞で気を引き締めるMF澤穂希

(取材・文 西山紘平)

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