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[ユニバ]采配的中、河本2発!!完全アウェーで中国撃破し準決勝へ

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 完全アウェーで白星勝ち取る!! ユニバーシアード日本代表は18日、準々決勝で開催国の中国代表と対戦し、3-2の逆転勝利を収めた。1-2で迎えた後半12分、同33分に途中出場のMF河本明人(流通経済大3年=流通経済大柏高)が2得点の活躍。逆転に成功すると、そのまま逃げ切り、準決勝進出を決めた。日本は20日にロシア代表と対戦する。

 開催国・中国との一戦ということで4万人収容のスタジアムに集まった観衆は約3万人。日本は完全アウェーな中での戦いを強いられた。しかし幸先良く先制したのは日本だった。開始わずか1分、MF宮阪政樹(明治大4年=F東京U-18)の縦へのフィードに抜け出したFW瀬沼優司(筑波大3年=桐光学園高)がDFと競り合いながら、GKの位置を見て、技ありのループシュート。先制点を決めてみせた。だが前半21分、23分と立て続けに失点。前半を1-2で折り返した。
 
 なんとしてでも追いつきたい日本は、後半から瀬沼とFW富山貴光(早稲田大3年=矢板中央高)の2トップに代えて、FW河本明人(流通経済大3年=流通経済大柏高)とFW河井陽介(慶應義塾大4年=藤枝東高)を投入。4-4-2システムを4-2-3-1へ変更し、河本の1トップに河井をトップ下へ配置した。すると、この交代が功を奏した。

 後半12分、河井が蹴り込んだCKをMF山村和也(流通経済大4年=国見高)が頭で逸らし、最後は河本がヘディングシュート。出場したばかりの2人が絡むゴールで2-2の同点に追いついた。そして、後半28分にはMF六平光成(中央大3年=前橋育英高)に代えて、MF湯澤洋介(駒澤大3年=矢板中央高)をピッチへ送った。この采配も的中し、逆転ゴールへつながる。

 後半33分、湯澤の果敢なドリブル突破からFKを獲得。河井の蹴り込んだボールに河本が頭で合わせて、3-2と逆転に成功した。その後は中国がDFを前線へ上げ、パワープレーに出てくるが日本は難なく対応。冷静にボールを跳ね返し、1点リードを守りきった。

 3-2で勝利した日本は準決勝進出を手にし、中1日で行われる試合ではロシア代表と対戦する。

[写真]2得点を決める活躍をみせた河本


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