beacon

5戦ぶり先発の小野が決勝弾!!横浜FMが松田さん急逝後、初のホーム戦で白星

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.20 J1第22節 横浜FM1-0磐田 日産ス]

 横浜F・マリノスは5戦ぶりに先発したFW小野裕二のゴールで磐田に1-0で勝利した。松田直樹さんの急逝後、初めてのホームゲームで、永久欠番となった背番号3に捧げる白星を手に入れた。
 
 連敗中の横浜FMは攻撃陣にテコ入れを実施。前線ではFW長谷川アーリアジャスールと小野が2トップを組み、FW大黒将志とFW渡邉千真はベンチスタートとなった。開始直後から久しぶりの先発となった小野が積極的にシュートを狙う。前半11分にはミドルシュートを放ったが枠を外れた。同29分には、この日トップ下に入ったMF中村俊輔のスルーパスに抜けだし、右サイド角度のない位置からシュートを放ったがポスト左へ。1点を奪えないままに前半を0-0で折り返した。

 迎えた後半7分、横浜FMに先制のチャンスが巡ってくる。PA内で仕掛けたMF兵藤慎剛が相手DFに倒されてPKを獲得。キッカーを中村が務めた。しかしゴール左へ蹴り込んだボールはGK川口能活がストップ。弾かれたボールはクロスバーを叩き、跳ね返りは枠外へ流れた。ゴールが奪えずに嫌な時間が続くが、背番号10がチームを勝利に導いた。

 後半39分、DF栗原勇蔵からのロングボールを左サイドで小野が受けると、冷静に足元へ落ち着ける。前進すると右足アウトサイドで鮮やかなシュート。ゴールネットへ突き刺して、1-0とリードを奪った。そのまま逃げ切った横浜FMが3戦ぶりの勝利を手に入れた。

 試合後のテレビインタビューで小野は「前回試合に出た大宮戦で全然何もできずに、そこからメンバーを外れていて。チームが苦しいときに自分が出て、結果を残せて良かった」と笑顔をみせた。この勝利で横浜FMは4位をキープ。3位の名古屋とは勝ち点で並び、首位・G大阪との勝ち点差はわずか1。若きルーキーの復活の一撃を弾みに、ここから首位奪回を目指す。

TOP