アーセナル(イングランド)に所属するFW宮市亮が23日に行われたリザーブリーグのウィガン戦に先発フル出場を果たすと、後半38分にアーセナルで初となるゴールを決めた。チームは3-1で勝利している。

　宮市は左ウィングのポジションで先発フル出場。前半20分に失点したものの、同38分に同点に追いつき、1-1で前半を終えた。そして迎えた後半18分に追加点を決めて逆転に成功。同38分に宮市がダメ押しゴールを沈めて、3-1で快勝した。なお、アーセナルは24日に欧州CLプレーオフ第2戦のウディネーゼ戦が控えているが、宮市はこの日の試合でフル出場を果たしたため、欠場する見通しとなっている。トップチームでのリーグデビュー戦は早ければ28日のマンU戦となりそうだ。

　中京大中京高に在学中の今年1月にアーセナルに加入した宮市だが、昨季は英国での労働ビザが取得できなかったためにフェイエノールト(オランダ)へレンタル移籍。しかし即座に主力選手として定着すると、12試合に出場し、3得点4アシストを記録していた。今季も労働ビザの取得は難しいとみられていたが、昨季のオランダでの活躍も後押しする形となり、土壇場でビザを取得。今月9日から正式に2011-2012シーズンをアーセナルの一員として過ごすことが決まった。

　リーグや公式戦でのデビューより、一足早い形でリザーブリーグで“アーセナル弾”を決めた。トップチームでの活躍にも大きな期待がかかる。

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