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U-22ボランチコンビの山口&扇原がJ初ゴール!!C大阪が3発勝利

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[8.26 J1第24節 C大阪3-1浦和 長居]

 セレッソ大阪はU-22日本代表のMF山口螢とMF扇原貴宏のボランチコンビのプロ初ゴールとMF倉田秋の得点で浦和に3-1で勝利した。8月6日の川崎F戦(2-1)以来、5試合ぶりの白星獲得となった。

 MFキム・ボギョンやMFマルチネスら主力選手に故障者が続出しているC大阪は、この日はMF中後雅喜もメンバーを外れた。そのため、前節の横浜FM戦(1-2)同様に中盤ではU-22代表の山口と扇原がダブルボランチを組み、1トップはFW播戸竜二が務めた。

 試合が動いたのは後半だった。後半3分、MFファビオ・ロペスがDF上本大海とのワンツーから左サイドへ抜け出し、中央へ折り返す。これを受けた山口が冷静に右足で流し込んだ。山口のプロ初ゴールでC大阪が先制した。だが、同33分にFW原口元気にシュートを許す。一度はGKキム・ジンヒョンが弾くも、こぼれにFW高崎寛之に詰められて、同点に追いつかれた。

 再びリードを奪いたいC大阪、ここで奮闘をみせたのが扇原だった。山口のJ初ゴールに「オレも取りたいとすごい思った」と触発されると積極的にシュートを狙う。すると後半42分、ロペスの折り返しをPA手前正面で受けると、体制を崩しながらも左足でミドルシュート。クロスバーの下を叩きながらも、跳ね返りはゴールネットへ吸い込まれた。扇原のプロ初弾でC大阪が2度目のリードに成功した。

 さらに終了間際の後半ロスタイム1分にはDF丸橋祐介のロングフィードに抜け出したファビオがゴール右からGKの頭上を抜くループシュート。これはクロスバーを叩いたが、ゴール前に詰めていた倉田が頭で押し込み、3-1。試合を決定付けた。そのまま逃げ切ったC大阪が勝利。5戦ぶりの勝ち点3を手に入れた。

 試合後のテレビインタビューで先制点を決めた山口は「扇原とはずっと(ユース時代から)やっていたし、(ボランチを組むことには)違和感はなかった」と胸を張り、「ともに初ゴールを決めることができて、いい形で勝てたと思います」と話した。一方の扇原も終始満面の笑顔。「自分が試合に出ていて勝てていなかった。自分のゴールで勝つことができて良かった」と噛み締めるようにコメントしていた。若い力が指揮官の期待に応え、しっかりと結果を残した。5戦ぶりの白星を浮上のきっかけにしたい。

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