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本田は右膝の治療に専念、原委員長「『嫌な感じがした』と…」

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 W杯予選初戦を3日後に控え、ザックジャパンがアクシデントに襲われた。埼玉合宿2日目となった30日の練習。この日から合流するはずだったFW本田圭佑(CSKAモスクワ)の姿はなく、9月2日のW杯アジア3次予選初戦となる北朝鮮戦(埼玉)を欠場する可能性が出てきた。

 本田は28日のスパルタク・モスクワ戦に先発出場したが、右膝を痛め、前半終了時点で交代。ロシアでも検査を受けたが、この日帰国すると、埼玉県内の病院で精密検査を受け、宿舎で治療に専念した。原博実技術委員長によると、人工芝のピッチに足を取られたようで、「踏ん張ったときにという感じで話していたが、本人も(原因が)分かっていないようだった。人工芝でちょっと嫌な感じがしたと言っていた」という。

 原委員長は「向こう(CSKAモスクワ)のドクターと(患部の)画像の確認をしている。向こうでのケガなので、そのときの状況を含めてやり取りしている」と説明。北朝鮮戦出場の可能性については「あとはドクター同士のやり取り。何とも言えない」と歯切れが悪かった。

 ザックジャパンのトップ下に君臨する本田が不在となれば、大きな痛手だ。1月のアジア杯、今月10日の韓国戦と、トップ下に本田、左サイドにFW香川真司が入る攻撃陣は一戦ごとに連係を高めてきていた。ブラジルW杯に向け、重要な意味を持つ北朝鮮戦まであと3日。本田の早い回復が待たれる。

(取材・文 西山紘平)

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