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[なでしこ]アウェーの洗礼?試合会場での公式練習でスパイク使えず、急きょ隣接グラウンドで最終調整

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 中国・済南で女子のロンドン五輪アジア最終予選が開催され、日本女子代表は1日に初戦でタイ代表と対戦する。8月31日には最終調整を行ったが、報道各紙のweb版によると、試合会場の山東スポーツセンターで公式練習を行うはずが、中国サッカー協会から芝の維持のため、スパイク使用を禁止された。

 しかたなく、なでしこたちは試合会場では、トレーニングシューズでの軽めの調整しかできず、本格的な練習は隣接するグラウンドで非公開で練習を行った。日本はFIFAランク4位とアジア最高で、対するタイ代表は同28位。日本にとっては格下なる相手だが、試合会場で事前練習練習できなかったことは“アウェーの洗礼”と言えるかもしれない。

 日本サッカー協会によると、佐々木則夫監督は練習前に行った公式会見で、「ロンドン五輪の出場をかけ、アジアの2枠に入ることだけを目的にやってきました。日本でいいキャンプができましたし、20人の誰が出てもいいように準備を進めてきました。チームのコンディションも良好です。ただ、アジア予選が簡単ではないことを、選手たち自身も私もよくわかっています。やってきたサッカーに問題はないと思っています。団結力とコンディションをキーポイントに、戦っていきます」と意気込みを語った。

 主将のMF澤穂希は「ロンドン五輪に出場するためには、プレーオフも用意されていませんし、この2枠しかありません。どのチームも日本を倒しにくることはわかっていますし、必ず2枠に入れるようにしたい。ワールドカップで優勝はしましたが、アジア予選はまた別の大会で、厳しい戦い。しっかり気持ちを切り替えて、集中して戦いたい。5試合が厳しいスケジュールのなか行われるので、選手一人一人のコンディション調整が大事になってくると思います」と決意を述べている。

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