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北朝鮮戦で決勝弾の吉田、今度は鮮やかボレーでオランダ初ゴール!!

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 VVVの日本代表DF吉田麻也がオランダ初ゴールを決めた。11日にホームで行われたPSV戦でFWカレン・ロバートとともに5戦連続の先発出場を飾ると、2-2で迎えた後半9分に鮮やかなジャンピングボレーを叩き込んだ。チームはその後に失点し、3-3で引き分けた。

 日本代表の一員として2日のW杯アジア3次予選・北朝鮮戦(1-0)で後半49分に劇的な決勝点を決めた吉田が、その勢いを持続する形で所属クラブでもゴールを決めた。6日のW杯アジア3次予選・ウズベキスタン戦(1-1)もフル出場し、中4日で迎えた今節。先発出場を果たすと、序盤から積極的な攻撃参加をみせた。

 すると2-2で迎えた後半9分だった。右CKからショートコーナーでつなぐと味方MFが右クロス。ファーサイドの吉田が右足を高く上げ、豪快なバイシクルシュートを叩き込んだ。ボールはゴールネットへ突き刺さり、3-2の勝ち越しゴール。チームはその後に失点を喫し、3-3で引き分けたものの、吉田にとっては記念すべき欧州初ゴールとなった。

 09年シーズン終了後に名古屋からVVVに移籍したが、加入直後に左足首を骨折。長期離脱を余儀なくされたため、09-10年シーズンは出場はなかった。しかし、昨年10月30日のフローニンゲン戦(3-5)で実戦復帰を果たし、後半30分から出場するとアシストを記録。チームは敗れたものの存在をアピールした。その後はコンスタントに出場を重ね、不動のCBとして先発に定着。23試合に出場した。しかし、ゴールには恵まれなかった。

 そんな状況下、北朝鮮戦で劇的な決勝弾。試合後には「(VVV)フェンロでも1点も取ってないし、久しぶりに取れてよかった」と話していたが、代表戦を終えてチームに合流すると、さっそくゴールを決めてみせた。とはいえ、“本職”の守備では3失点。自らのゴールを決勝点につなげることができず、悔しさも残った。守備でも攻撃でも。ザックジャパン不動のCBがオランダで己を磨き続けていく。

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